ネクヒロ初出場の“ジュリー”を誘った東北福祉大の先輩「ライバルが増えたら自分のレベルも上がる」

<みちのくコカ・コーラボトリング × OMNIX GOLF プレゼンツ みちのくコカ・コーラレディース 事前情報◇30日◇メイプルカントリークラブ(岩手県)◇6263ヤード・パー72>

先週の国内女子ツアー「ミヤギテレビ杯ダンロップ女子オープン」でローアマを獲得したアマチュア、澤田珠里がマイナビネクストヒロインゴルフツアーに初参戦する。
東北福祉大4年生で、名前の由来は“ジュリー”こと沢田研二。「けっこう声をかけていただいて、インスタ(グラム)のDMでも“おめでとう”とかいろんな言葉をもらいました。これからもっと頑張ったら、もっといっぱい言ってもらえるのかなって(笑)。うれしいですね」。先週の学びを生かし、新たなフィールドでの戦いを迎える。

「マイナビ(の試合で)上位に入る選手がプロテストに受かったりしている。うまい方がたくさんいるので、そのなかに混ざってゴルフができるのは幸せですし、出場できてうれしいです。すごいところを吸収して、学びながらゴルフをしたいです」と意気込んだ。

そんなジュリーをネクヒロに誘ったのは、1学年上の先輩。東北福祉大を春に卒業し、今年は地元・広島に戻って技を磨いている益田世梨(せり)だ。今年からネクヒロに参戦し、出場4試合中トップ5入りが3回。「最近、それを周りのみなさんが言ってくれるけれど、自分的にはそんな感じはしなくて…。同級生がみんな優勝しているから、わたしも早く勝ちたいです。仲間がいるっていううれしさもあるし、いい焦りもあります」と振り返る。

益田のさらに1学年上、2001年生まれの選手が今年もネクヒロに集まった。“東北福祉大5人衆”とも呼ばれ、切磋琢磨し合っている。昨年は島田紗(すず)、今年はルーキーの郡山瞳が優勝を挙げた。益田も刺激を受け、そんな大会に後輩を誘い入れた。「ライバルが増えたら自分のレベルも上がるかなって思うので。みんな来てほしい(笑)。私はだいぶ雰囲気に慣れてきて、緊張感を持ってピリピリした雰囲気でプレーできています」とアピールする。

調子がいいと自信を持って臨んだプロテストは、1打及ばず2次予選(A地区・静ヒルズカントリークラブ)で敗退した。「思ったより引きずらなかったな、って思うけれど、最近になって“あの一打が…”って思い出します。ショックはショックです。でも来年に向けてもあるし、いまはこの試合に出場できることに感謝して、自分ができる精一杯のプレーをしたい」。課題に感じているのはメンタル面。ネクヒロを通じて、成長していきたいところだ。

優勝するために、さらにワンステップ上がるために、ある壁を乗り越えたい。「ベストスコアが66で、それを高校生の時から更新できていないんです。(ネクヒロは)7アンダーとか出さないと勝てないけれど、66は相当調子が良くないと出ないっていう気持ちになって…。出せたらまた変わりますね」。

ちなみに名前の由来を聞くと、「意味はないんです。お母さんがそのとき好きだったモデルさんの名前がセリという名前らしくて、可愛いなって感じで」と笑った。その願い通り、“大人可愛い”雰囲気をまとう22歳。そのなかには静かに闘志をみなぎらせている。(文・笠井あかり)

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