
<NEC軽井沢72ゴルフトーナメント 2日目◇16日◇軽井沢72ゴルフ北コース(長野県)◇6625ヤード・パー72>
先週の「北海道meijiカップ」でツアー3勝目を挙げた河本結。ディフェンディングチャンピオンとして迎えた今大会で、ツアー史上4人目(1988年のツアー制度施行後)となる連勝&連覇達成を目指したが、トータル3オーバーの91位タイで今季初の予選落ち(棄権は2試合)を喫した。
初日はパープレーの60位と伸ばせず、そこからの浮上を目指した2日目だったが、出だしの10番、11番で連続ボギーを叩くなど最初からつまづいた。ラウンド後はこの2日間を振り返り「疲れていました」と話す。
先週は激闘の末に、4打差を逆転した。本人の意識としては問題なしと思っていたが、「脳疲労がありました。集中力が欠けてた」ということを強く感じた。特にパターの時が「ずっと体が動いてしまっていた」と顕著だったという。2日目のパット数は34回。このグリーン上を反省点に挙げた。
7月には熱中症で「資生堂・JALレディス」、腰痛で「ミネベアミツミレディス」と2試合連続で棄権。その反省から現在はトレーニング方法などを見直して、シーズンを戦っている。今週も月曜日、火曜日としっかりトレーニングを積んで臨んだが、その影響は否定。「先週は優勝したけど、あまり状態は良くなかった。それを修正するための、大事な期間だった」と、必要不可欠なことだったと考えている。
今後、再考するのはスケジュールだ。来週の「CAT Ladies」(22~24日、神奈川県・大箱根CC)にもエントリーしているが、そこも含めて出場を「検討していく」と話す。「再来週には4日間大会のニトリ(レディス)もあるし、その後はメジャーも続くので」。ここから新たなカレンダーを作っていくつもりだ。
「ついているショットもあったけど、アンラッキーもあって、『なんか、つじつまが合うな』と思った。ゴルフって面白いですね。心技体のバランスをもう一度、見直したい」
アン・ソンジュ(韓国、12~13年)、畑岡奈紗(16~17年)、鈴木愛(18~19年)に続く偉業達成はならず、優勝した先週よりも状態がいいと感じていた大会での予選落ちだった。この2日間で学んだことを、今後に生かしていく。(文・間宮輝憲)