スーパーセーブも飛び出した 勝みなみは強行スケジュールも…9時間超睡眠で「疲れナシ」

<ISPS HANDA スコットランド女子オープン 初日◇24日◇ダンドナルド・リンクス(スコットランド)◇6538ヤード・パー72>

2週前に「アムンディ・エビアン選手権」を完走すると、すぐさま日本に向かい「明治安田レディス」にスポット参戦。そして今度は英国で行われている主戦場のツアーに戻ってくるという、タフな連戦をこなす勝みなみだが、そんなハードスケジュールを吹き飛ばした。
「ほぼ疲れナシ。きのうは眠すぎて、(午後)7時50分くらいに寝て、起きたのが(午前)5時。一気に(体調が)良くなった感じがしました」。米3年目のシーズンになるが、時差ボケ対策は「放置」すること。起床時に頭痛がして起きられないこともしばしばというが、今回は睡眠でしっかりと回復できた。

コースでも、その言葉を証明。前半11番から連続バーディが先行した。1つ落として迎えた18番パー5では、2メートルにつけてバーディを奪い、3アンダーで折り返し。だがその直後、1番パー4でピンチが訪れる。

ティショットが大きく右に曲がり、ブッシュエリアに打ち込んだ。「悪くないライ」と判断して4番ユーティリティでグリーンを狙ったが、距離が残るバンカーへ。そして3打目は特大ホームラン。グリーン奥のフェスキューエリアに打ち込んだ。

「芝の薄いところで比較的簡単なライだった。ダボで収まれば(よし)、ラッキーでボギーと思っていたら、その上が来た(笑)」。ふわりと上げた球はエッジに落ちると、スライスラインに乗ってチップイン。「ホントに入ると思っていなかった」という劇的なパーセーブだ。ティショット、2打目、ホームランとそれぞれ恥ずかしそうに笑っていたが、最後は手放しによろこび、満面の笑みを見せた。

そこから2つのバーディを奪い、5バーディ・1ボギーの「68」でプレー。首位と2打差の7位タイの好位置につけた。「苦手なクラブも使ったけれど、耐えて、アンダーで回れた。あしたもこういうゴルフができるように頑張りたい」と、2日目以降を見据える。

午後1時37分スタートの2日目は天候との戦いにもなる。「風次第でこのコースは全然違う色になる。粘ってバーディを積み重ねられるように」。好きだという風の中でのラウンド。どんな天候も追い風にしたい。(文・笠井あかり)

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