
日本代表は15日、東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会・第3節で韓国代表を1-0で破った。この結果をもって、日本代表は3戦全勝で“完全優勝”を達成。試合後には表彰式が行われ、日本代表のFWジャーメイン良(サンフレッチェ広島)が大会最優秀選手賞(MVP)と得点王をダブル受賞した。
今大会が初の日本代表招集だったジャーメインは、7日に行われた初陣のホンコン・チャイナ代表戦でスターティングメンバーに名を連ねると、同試合で“大爆発”。開始直後の4分、MF相馬勇紀(FC町田ゼルビア)からのクロスボールを胸トラップで収め、左足でダイレクトボレーを突き刺す。直後の10分にも相馬からのクロスボールをヘディングシュートで沈めると、MF稲垣祥(名古屋グランパス)がミドルシュートを仕留めて迎えた22分には、中央の崩しを仕上げてハットトリック達成。26分にもMF久保藤次郎(柏レイソル)からの折り返しをダイレクトで押し込み、デビュー戦で4ゴールの離れ技をやってのけた。
続く12日の中国代表戦は、後半からの出場となり、自身も無得点に終わったものの、15日に行われた韓国代表との第3節では再び躍動する。8分、相馬からのクロスボールを左足ダイレクトのボレーシュートで仕留め、先制点をゲット。最終的にはこのゴールが決勝弾となり、日本代表は3戦全勝を達成した。
これらの活躍が認められる形で、ジャーメインは大会MVP、そして得点王をダブル受賞。なお、日本代表からMVPに輝く選手は2013年大会のMF山口蛍(当時
:セレッソ大阪、現:V・ファーレン長崎)、前回大会の相馬に続いて、史上3人目。相馬勇紀(当時:名古屋グランパス)は前回大会、FW町野修斗(当時:湘南ベルマーレ、現:ホルシュタイン・キール/ドイツ)と並んで得点王にも輝いており、2大会連続で日本代表から“個人2冠”に輝く選手が現れた。
なお、大会最優秀GK賞は、韓国代表との一戦で複数の決定機阻止を成し遂げ、1-0での勝利に貢献したGK大迫敬介(サンフレッチェ広島)が受賞。最優秀DF賞は、韓国代表のキム・ムンファン(大田ハナシチズン)が選ばれている。
◼︎東アジアE-1サッカー選手権2025・表彰
▼大会最優秀選手
ジャーメイン良(日本代表/サンフレッチェ広島)
▼最優秀GK賞
大迫敬介(日本代表/サンフレッチェ広島)
▼最優秀DF賞
キム・ムンファン(韓国代表/大田ハナシチズン)
▼得点王
ジャーメイン良(日本代表/サンフレッチェ広島)
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