笑う門には福来る 24歳の仲村果乃が自己ベスト2位でニッコリ「楽しむことって大事」

<ミネベアミツミ レディス 北海道新聞カップ 最終日◇13日◇真駒内カントリークラブ 空沼コース(北海道)◇6688ヤード・パー72>

9位から出たプロ3年目の仲村果乃が最終日のベストスコアタイ「68」で回り、トータル10アンダーで2位タイに入った。4月の「パナソニックオープン」の3位を更新する自己最高フィニッシュ。昨年も24位に入った大会での躍進に、「ショットがすごく安定して、パットもラインが見えて、思ったところに打てた。10アンダーまで伸ばせたのがうれしい」と笑顔を見せた。
2番でボギーが先行したが、3メートルを沈めた4番から3連続バーディを奪うなど、前半だけで3つスコアを伸ばした。アウトコースではわずか11パット。後半のインも14パットで計25パットと、グリーン上のパフォーマンスも冴えた。

4日間の平均スコアが『4.3260』と、3年連続で最も難しいホールとなった18番パー4では、1メートルのパーパットを沈める前にグリーン脇のリーダーボードを見た。「自分の順位を確認したら2位タイだった。このパットは絶対に沈めないといけないと思って、決めることができた。難しい下りのライン。ひと息ついて打ちました。うれしいというより、すごく安心しましたね」。

京都出身で、同じく京都在住のツアー通算29勝のレジェンド、吉川なよ子の熱い指導を受けて成長してきた。師匠の故郷は札幌市。「先生の地元だということは、ちょっと意識していました。先生には『アスパラガスがおいしいよ。トウモロコシもおいしいよ』といろいろ教えてもらいました」。今回、師匠は会場に来ることはなかったが、また一つうれしい報告ができる。

昨季は2度のトップ10入りがあったが、出場は19試合にとどまりメルセデス・ランキング(MR)は73位に終わった。本格参戦1年目の今季は開幕から全試合に出場し、今回で4度目のトップ10入り。MRは24位と初シードも見えてきた。

「今年はパーオン率を上げることを意識してやってきた。先生にも『パーオン率を上げないとスコアにつながらないよ』と言われています」

今季パーオン率は68.97%で30位。規定ラウンド数に満たなかった昨季の68.02%からは微増ではあるものの、日々成長している実感はある。「やっと楽しみながら上位で争うことができ始めました。やっぱり楽しむことって大事なんですね。きょうみたいに、笑顔で楽しくプレーしながら優勝できたらいいなぁと思います」。笑う門には福来る。明るく初Vを目指していく。(文・臼杵孝志)

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