アラフォーでも250ý! 藤田さいきは筋肉に頼らない「腕とクラブをムチのように」【プロが教える毎日“極・飛ばし術”】

間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか? ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました! 毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回は女子ツアーで日本人最年長シード選手の藤田さいき。

プロ21年目の藤田は、今年11月には40歳になる。現役のシード選手の中では42歳の全美貞(韓国)に次ぐ2番目の年長者だが、2024年の平均飛距離は248.64ヤード(19位)と衰え知らず。もともと飛ばし屋ではあったが、プロ生活を長く続けることで体にやさしい効率のいいスイングを目指して年々変化しているという。

ずばり飛ばしのコツを聞くと「筋肉に頼らない」という。もちろん基礎体力的な部分は必要だが、腕に目いっぱい力を入れてクラブを振り回すのは逆効果。「クラブの重さを利用して、遠心力が出るように腕の力を抜いてクラブをムチのように振ることが、結果として飛距離アップにつながります」。クラブに仕事をさせることが大切だ。

腕の力を抜くとか、リラックスするといっても、いざボールを目の前にすると力が入ってしまうもの。「力を抜いて振るイメージとしては、両手で握ったクラブを頭の上で縄を回すようにくるくると円を描く。手首を固めたり腕に力が入っているとスムーズに動きません。ヒジや手首といった関節部分を柔らかく動かします。そしてクラブで円を描きながら手元を徐々に下げて、アドレスの位置に下ろしたら、それがスイング時の腕の使い方です」

体重移動については、「体が横に動きすぎるとクラブが動かなくなるので、その場で回るぐらいの感覚。その方が腕を動かしやすくなります」といい、また「アドレス時に腕と肩でできる三角形をキープして上げる、とよく言われますが、キープしようとすると逆に力が入ってしまうかもしれません。腕と肩の三角形は無視して腕を柔らかく使ってみてください。そうすると“スパーン”ってクラブが入る感覚が分かるはずです」。

プロ生活20年を越えた藤田は、今はリズムよくクラブを動かしているように見えるが、これが飛距離アップのコツのようだ。

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