
ミランは10日、フランス代表DFテオ・エルナンデスがサウジ・プロフェッショナルリーグのアル・ヒラルへ完全移籍したことを発表した。
現在27歳のテオ・エルナンデスは、アトレティコ・マドリードの下部組織出身で、2016年夏にトップチーム昇格を果たす。アラベスへのレンタル移籍を経て、2017年7月にレアル・マドリードに加入。しかし、レアル・マドリードでは出場機会を掴むことはできず、レアル・ソシエダにローン後、2019年7月にミランへ移籍した。
ミランでは2021-22シーズンにセリエA制覇を果たすなど、公式戦通算262試合に出場して34ゴール45アシストを記録。そして今夏の移籍市場では、アル・ヒラルへの移籍が盛んに噂されると、マッシミリアーノ・アッレグリ監督も「彼は異なる道を選んだ」と7日に退団を明言していた。そんななか、ミランは10日にテオ・エルナンデスがアル・ヒラルに移籍することを発表した。
報道によると、移籍金は2500万ユーロ(約42億円)となり、2028年6月までの3年契約を締結した模様。さらに1年間の契約延長オプションも付帯し、年俸は2200万ユーロ(約37億円)になることが伝えられている。
ミランはテオ・エルナンデスの退団に際し、「テオと過ごした6年間に感謝し、今後の成功を祈っています」とエールを送った。また、アル・ヒラルもクラブ公式サイト内で、同選手がアル・ヒラルのユニフォームを着た映像を公開している。