
明治安田J1リーグ第23節が5日に行われ、川崎フロンターレと鹿島アントラーズが対戦。2-1で川崎Fが勝利した。
2失点したものの、試合中には好セーブも見せていた鹿島GK早川友基は、初招集となった東アジアE-1サッカー選手権2025に出場する日本代表に合流した。この試合後、早川は「まずは日本代表として、国を背負って戦うので、しっかりと勝つことにフォーカスしながら、プラスアルファで自分の良さ、チームにできることをやっていきたいと思います」と、初めてのA代表活動への意欲を語った。
特にチームメイトとなるサンフレッチェ広島GK大迫敬介とは、よくコミュニケーションを取っているようで、「サコとは『代表どうなの?』という話をしていましたし、『(一緒に)やりたいね』という話もしていたので、練習とかで自分がどれだけできるのかもそうですし、サコとどれだけ差があるのかとか、『サコはこれできるのか』といったことを感じられるいい機会だと思います。自分が求めていたのは1個上のレベルでプレーするところだったので、新しい刺激、感じ取れるものがあると思うので、頑張っていきたいと思います」と、GKチームとしても高め合いながら、新しいものを吸収・成長できる機会にしたいと続ける。
3連敗という状況の中で鹿島を離れることになる早川。E-1選手権中はリーグ戦の試合はないものの、天皇杯3回戦のV・ファーレン長崎戦は16日にある。「チームの競争は本当に全員でやれていますし、誰が出てもというところを鹿島は意識してやっていると思います。自分が帰ってきたときに、経験として得たものもそうですし、もっともっとやらなければいけないと感じるのか、もっとどうしなければいけないのかということを、具体的に感じられる場だと思うので、それを発信できる選手になっていかなければいけないと思います」と、代表経験をチームに還元しつつ、けん引する立場にもいっそうならないといけないと話す。
練習時間も多くない中で戦う大会となるが、「うまくコミュニケーションを取りながら、短期間の活動ではありますけど、チームとして完成度を高くできるのかは絶対に大事なので、それは今回だけではなく、自分のキャリアを通じても絶対に重要になってくると思います。そこを特に意識してやっていきたいと思います」と、積極的にコミュニケーションを図りながら、チームとしてまとまって最高の結果を手にできるように努めていくとコメントしている。