6年ぶり“相棒”と挑むリベンジ 吉本ここねが今季自己ベスト『67』で首位発進「これを機にいいイメージを」

<資生堂・JAL レディスオープン 初日◇3日◇戸塚カントリー倶楽部 西コース(神奈川県)◇6766ヤード・パー72>

今年で4回目の出場となる吉本ここねが、ボギーなしの5バーディ。今季自己ベストとなる「67」の5アンダーで、首位タイの好スタートを切った。「割とチャンスにつけられることがきょうは多かったので、そこが良かったです」。そう振り返るように、最近調子を上げてきているショットが冴え渡るラウンドとなった。
今大会の舞台は、過去に「日本女子オープン」も開催された名門。深いラフや砲台グリーンなどプレッシャーのかかるコースセッティングの中でボギーを叩かなかった要因には、ショットはもちろんだが、“相棒”の存在もあった。

それは、第1回大会だった2019年にタッグを組んだハウスキャディ。今回、その時以来となるタッグを組んだ。「すごく、すごく良くしてもらっています。コースも知り尽くしていますし、相談しながら、自分で決めるところは決めながら、協力し合ってできています」。その時は予選落ちだったため、2日間のプレーで終わったが、それでも阿吽の呼吸だ。

実は、そこで縁も途切れていなかった。その後も吉本が出場する試合に足を運んでくれたり、応援を続けてくれたという。「気にかけてもらっていました。千葉の試合とか、見に来てくれると、『ここちゃん』みたいな感じで声をかけてくれる」。今回、吉本がハウスキャディを起用することになると、“再結成”のためキャディ自ら手を挙げてくれ、6年ぶりに一緒にプレーすることが決まった。

この大会での予選通過は21年の1回(63位タイ)。この時は悪天候の影響でセカンドカットが実施されたため、過去3回の出場はすべて2ラウンドのみのプレーになっている。しかし今回は好位置で2日目を迎える。「これを機にいいイメージが持てたら」。信頼できる“相棒”と、少しでも長い時間を過ごしたい。

3月の「アクサレディス」以来となる首位発進。「富士フイルム・スタジオアリス」も9位タイで滑り出し、今季は初日の好成績も目立つ。その要因については「のびのびやること」と自己分析するが、「初日が良くてもどんどん下がってしまうので、それが課題」と悩みも口にする。

実際、第1ラウンド(R)の平均ストロークは『71.7333』で24位だが、第2R、第3Rは66位、第4Rは57位という数字も出ている。「だんだん、のびのびとできなくなっていく感じがあるので気をつけたい」。コースを知り尽くすハウスキャディとのラウンド初日は多くのアドバイスももらった。予選通過だけでなく4日間を通じて“のびのびプレー”を貫くことを目指していく。(文・高木彩音)

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