森保一監督が初招集4名の評価を語る…J3から日本代表に登り詰めたDFに「ステップアップを夢見ることができると期待」

 7月7日(月)から16日(水)にかけて東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会が韓国で開催される。森保一監督率いる“オール国内組”の日本代表26名が発表され、12名が初招集というフレッシュな顔ぶれとなった。

 メンバー発表会見ではフレッシュな顔ぶれの評価について質問を受けた森保監督が招集の理由を説明。清水エスパルスでプレーするMF宇野禅斗は現在21歳で、Uー19日本代表歴はあるものの、今回が初招集。J1昇格を果たしたチームにおいて、開幕戦からレギュラーとしてプレーし明治安田J1リーグで21試合で先発出場を果たしている。

 宇野について森保監督は「清水ではダブルボランチの1人として6番も8番もプレーできて、攻撃的にも守備的にもプレーできるということは、一緒に組む選手との兼ね合いで、臨機応変に中盤で攻守にわたってプレーに関われるかなと思っています」と、攻守両面での活躍を期待。「より運動量多く、中盤で奪取能力を生かしながら前線に絡んで行くということは、この代表チームの中で活かしてもらいたいと思っていますし、さらに中盤でアグレッシブに広範囲にボールを奪い取る、刈り取るということは、国際大会を通して上げてもらえると嬉しいなと思っています」と、世界の舞台で特徴を存分に発揮してもらいたいと期待を寄せた。

 大関友翔は川崎フロンターレの下部組織出身の20歳。2024シーズンは明治安田J3リーグの福島ユナイテッドFCへ武者修行に出てリーグ戦32試合8得点の活躍。先発には定着していないものの、今季はJ1で15試合に出場し2得点を記録。AFCチャンピオンズリーグ・エリートでも4試合1得点を記録すると、今年はUー20日本代表としてAFC U20アジアカップでも活躍し、成長著しい存在だ。

 大関については「川崎Fではレギュラーという起用のされ方ではないかもしれませんが、試合に出た時の存在感、ボールを受けてそこから前線でのチャンスメイクに絡んでいく、出し手にもなれれば、自分がフィニッシュにも絡んでいくというところは、この代表のレベルでも戦力として十分できると思っていますし、さらに彼はオリンピック世代ということもあり若いですし、伸び代もあるということ、今後の期待値としても考えています」とコメント。「レギュラーとして出ていない選手を代表に選ぶことはどうかというご意見もあるかと思いますが、レギュラーと同等の力を持っていると思いますし、ACLエリートでの川崎Fでの素晴らしい戦いの中で、レギュラーの1人として高いパフォーマンスを発揮していたことを見れば、代表としての戦力として、さらに今後の成長を望めるということで招集させてもらうことが、今の日本にとって、未来の日本にとってプラスになると考えて招集させてもらいました」と、ロサンゼルス・オリンピックやこの先の日本代表を考えての選出となったと語った。

 中村草太は明治大学から今季サンフレッチェ広島でプロ入りしたルーキー。局面を打開できるアタッカーとして活躍し、J1では21試合2得点。ACL2でも4試合4得点と結果を残しており、好調の広島を支えている。

 森保監督は「局面局面でのスピード感、アジリティ能力を活かして局面を剥がしていくというところ、ゴールへ向かっていくというところを、この国際試合の厳しい戦いの中でも発揮してもらいたいと思いますし、その強みをさらに磨いてもらえるように、このE-1で経験を積んでもらえればと思います」と期待を口にし、「我々の戦いの中で、全員攻撃、全員守備というところを選手に求める中で、攻撃の良い特長を持っていると思いますが、前線から激しく厳しく相手にプレッシャーをかけるというボールを奪いにいくことも前線から献身的にやれる選手だと思っていますので、今回選ばせていただきました」と、攻撃面だけでなく、守備面でも期待を寄せていると評価した。

 安藤智哉はFC今治、大分トリニータとプロ入り後にJ3、J2とステップアップを果たし、今季からJ1のアビスパ福岡に加入。守備の中心選手として21試合に出場し高さを生かして4得点とセットプレーでも特長を見せている。

 森保監督は安藤について「彼には誰にも負けないと思える武器がある選手かなと思っています。守備の部分で言うと、予測しながらの守備も非常に高いものがあると思います。高さという部分でも、Jリーグの試合を観ていて、対峙する相手が高さで勝負を仕掛けてきた時に、そこに打ち勝っていくだけの国際レベルでも十分に戦えるだけの能力があることを見させてもらっています」と、特長を評価。「攻撃においても、足元の技術もしっかりあり、ディフェンスラインからのビルドアップのパスだけでなく、後方から前線の攻撃に厚みをもたらすことができる持ち出しの技術も非常に高く、素晴らしいものを持っているということで今回の代表に招集させていただきました」と、守備の選手でありながら、攻撃面でも期待を寄せていると明かした。

 安藤は愛知学院大学時代にUー19日本代表経験があるが、その後は地道に努力してステップアップを果たした選手。「私の記憶の中では、育成年代の代表には選ばれたことがあり、そこから代表という舞台の中に招集されない中でも地道に努力を重ね、プロとしてもステップアップを着実にしてきて、J1というトップの舞台、日本代表という日本サッカーの中でのトップのチームに戦力として期待できるだけの力を培ってきたという部分においては、本当に多くの選手に地道に努力していくことで、さらなるステップアップを夢見ることができると示してくれると期待しています」とコメント。着実に積み重ねてきた結果で、日の丸を背負うことになったことが、他の選手の励みにもなるとコメントした。

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 7月7日(月)から16日(水)にかけて東アジアE-1サッカー選手権2025決勝大会が韓国で開催される。森保一監督率いる“オール国内組”の日本代表26名が発表され、12名が初招集というフレッシュな顔ぶれとなった。

 メンバー発表会見ではフレッシュな顔ぶれの評価について質問を受けた森保監督が招集の理由を説明。清水エスパルスでプレーするMF宇野禅斗は現在21歳で、Uー19日本代表歴はあるものの、今回が初招集。J1昇格を果たしたチームにおいて、開幕戦からレギュラーとしてプレーし明治安田J1リーグで21試合で先発出場を果たしている。

 宇野について森保監督は「清水ではダブルボランチの1人として6番も8番もプレーできて、攻撃的にも守備的にもプレーできるということは、一緒に組む選手との兼ね合いで、臨機応変に中盤で攻守にわたってプレーに関われるかなと思っています」と、攻守両面での活躍を期待。「より運動量多く、中盤で奪取能力を生かしながら前線に絡んで行くということは、この代表チームの中で活かしてもらいたいと思っていますし、さらに中盤でアグレッシブに広範囲にボールを奪い取る、刈り取るということは、国際大会を通して上げてもらえると嬉しいなと思っています」と、世界の舞台で特徴を存分に発揮してもらいたいと期待を寄せた。

 大関友翔は川崎フロンターレの下部組織出身の20歳。2024シーズンは明治安田J3リーグの福島ユナイテッドFCへ武者修行に出てリーグ戦32試合8得点の活躍。先発には定着していないものの、今季はJ1で15試合に出場し2得点を記録。AFCチャンピオンズリーグ・エリートでも4試合1得点を記録すると、今年はUー20日本代表としてAFC U20アジアカップでも活躍し、成長著しい存在だ。

 大関については「川崎Fではレギュラーという起用のされ方ではないかもしれませんが、試合に出た時の存在感、ボールを受けてそこから前線でのチャンスメイクに絡んでいく、出し手にもなれれば、自分がフィニッシュにも絡んでいくというところは、この代表のレベルでも戦力として十分できると思っていますし、さらに彼はオリンピック世代ということもあり若いですし、伸び代もあるということ、今後の期待値としても考えています」とコメント。「レギュラーとして出ていない選手を代表に選ぶことはどうかというご意見もあるかと思いますが、レギュラーと同等の力を持っていると思いますし、ACLエリートでの川崎Fでの素晴らしい戦いの中で、レギュラーの1人として高いパフォーマンスを発揮していたことを見れば、代表としての戦力として、さらに今後の成長を望めるということで招集させてもらうことが、今の日本にとって、未来の日本にとってプラスになると考えて招集させてもらいました」と、ロサンゼルス・オリンピックやこの先の日本代表を考えての選出となったと語った。

 中村草太は明治大学から今季サンフレッチェ広島でプロ入りしたルーキー。局面を打開できるアタッカーとして活躍し、J1では21試合2得点。ACL2でも4試合4得点と結果を残しており、好調の広島を支えている。

 森保監督は「局面局面でのスピード感、アジリティ能力を活かして局面を剥がしていくというところ、ゴールへ向かっていくというところを、この国際試合の厳しい戦いの中でも発揮してもらいたいと思いますし、その強みをさらに磨いてもらえるように、このE-1で経験を積んでもらえればと思います」と期待を口にし、「我々の戦いの中で、全員攻撃、全員守備というところを選手に求める中で、攻撃の良い特長を持っていると思いますが、前線から激しく厳しく相手にプレッシャーをかけるというボールを奪いにいくことも前線から献身的にやれる選手だと思っていますので、今回選ばせていただきました」と、攻撃面だけでなく、守備面でも期待を寄せていると評価した。

 安藤智哉はFC今治、大分トリニータとプロ入り後にJ3、J2とステップアップを果たし、今季からJ1のアビスパ福岡に加入。守備の中心選手として21試合に出場し高さを生かして4得点とセットプレーでも特長を見せている。

 森保監督は安藤について「彼には誰にも負けないと思える武器がある選手かなと思っています。守備の部分で言うと、予測しながらの守備も非常に高いものがあると思います。高さという部分でも、Jリーグの試合を観ていて、対峙する相手が高さで勝負を仕掛けてきた時に、そこに打ち勝っていくだけの国際レベルでも十分に戦えるだけの能力があることを見させてもらっています」と、特長を評価。「攻撃においても、足元の技術もしっかりあり、ディフェンスラインからのビルドアップのパスだけでなく、後方から前線の攻撃に厚みをもたらすことができる持ち出しの技術も非常に高く、素晴らしいものを持っているということで今回の代表に招集させていただきました」と、守備の選手でありながら、攻撃面でも期待を寄せていると明かした。

 安藤は愛知学院大学時代にUー19日本代表経験があるが、その後は地道に努力してステップアップを果たした選手。「私の記憶の中では、育成年代の代表には選ばれたことがあり、そこから代表という舞台の中に招集されない中でも地道に努力を重ね、プロとしてもステップアップを着実にしてきて、J1というトップの舞台、日本代表という日本サッカーの中でのトップのチームに戦力として期待できるだけの力を培ってきたという部分においては、本当に多くの選手に地道に努力していくことで、さらなるステップアップを夢見ることができると示してくれると期待しています」とコメント。着実に積み重ねてきた結果で、日の丸を背負うことになったことが、他の選手の励みにもなるとコメントした。
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