“愛犬”には「テレビ電話」でエース報告 1000万円ゲットの“一打”で小野祐夢が得た好イメージ

<資生堂・JAL レディスオープン 事前情報◇2日◇戸塚カントリー倶楽部 西コース(神奈川県)◇6766ヤード・パー72>

先週の「アース・モンダミンカップ」でホールインワンを達成し、賞金1000万円を獲得した小野祐夢。その“一打”が好イメージにつながり、今週も良い状態で挑めている。
30度を超える気温の中、笑顔でホールアウト。幸いにも午前7時のトップスタートでラウンドしたこともあり、「スタート前は涼しくて、前半もそこまで暑くないなかできたので、すごくありがたかった」と、その表情もどこか涼し気だ。

3バーディ・1ボギーの「70」をマーク。まだ午後組が回っているが、ホールアウト時点では2アンダーの上位につけた。前半はなかなかチャンスにつけられず、8メートルのパットを残した7番で「長めのけっこう切れるライン(下りのスライス)」を決めたのが唯一のバーディ。9番ではティショットを左の林に入れてしまい3オン2パットのボギーも叩いたが、イーブンパーでバックナインに突入した。

「後半は最初のほう少しバタバタして、ずっと(パーを)拾っていたんですけど、途中からアイアンが良くなってきて」と、好転。14番パー3のティショットでは「ピンに筋った」と自画自賛のナイスショットを放ち、ピン奥6メートルからバーディパットをねじ込んだ。

ピンに向かっていくショットを目にした時、「やっぱりちょっと意識しました(笑)」。そう冗談交じりに話すのは、先週ホールインワンを達成しているから。そして、その“一打”からいい流れをつくることもできている。実は、あの1000万円の一打については「あまり自分が得意とする球筋じゃなかった」と明かす。ただ苦手な弾道を打てたことが「自信になった」。スイングでは「振り切れるようになった」とも話し、そこからは、いいイメージも浮かんでくる。

オフから開幕にかけ春は「振れていた」という状態から、連戦の疲れもあり下降。スイングにズレも生じていた。それだけに、まさに先週は“薬”になる一打に。「曲がりが減ったというか、思いっきり打てるようになった。ピンのどちら側を狙うか、そこにしっかり打てていたので、それで簡単なパットが打てていたかな」と、酷暑のなかでも足取りは軽い。

賞金の1000万円は3匹いる愛犬との遊び場を作るために使うと話していたが、試合が続いていることもあり実家に帰れていないため「伸展はないです」と話す。そんな愛犬たちには「テレビ電話で」報告をしたという。「喋りました(笑)。喋ったというか、(画面に)出してもらって声に反応してくれる子もいて…」。4歳の『ここ』、6歳の『ぐる』、7歳の『まる』のうち長女のまるが反応。そんな“愛娘”たちの存在も力になっている。

あすは、午後組のスタート。この日とは変わり、気温が高い中でのスタートが予想されている。「とにかく体調を整えて、自分のベストなプレーができるように備えたい」。先週得たイメージのまま、好位置で決勝ラウンドを迎えたい。(文・高木彩音)

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