
体力的には恵まれていないのに、圧倒的な飛距離を誇る飛ばし屋が、この世には存在する。東北福祉大学ゴルフ部で腕を磨き、JPDAドラコンプロとして活躍する松浦美侑もその一人。身長161センチ・58キロという体格ながらも、最長飛距離は307ヤード。一体なぜそこまで飛ばせるのか?
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私の場合、腕力がほとんどなく、握力も29㎏程度(同年代の女性の平均握力は約28kg)と平均くらいですが、300ヤードを飛ばすことができます。
その秘訣は、脱力すること。脱力すれば、タメができるので、シャフトのしなりを使って飛ばせるのです。ポイントは、グリップを握る強さにあります。理想は、空のペットボトルを両手で持ち、それがつぶれない程度の力感。この力感で握れば、ダウンで手元が真下に下りるので、タメが作れます。
それに対し、ギュッと握ると手打ちになり、タメができません。実際に握る際は、両手の小指、薬指、中指で握ります。そうすれば前腕に力が入りません。人差し指と親指で握ると、前腕が力んでカット打ちになりやすい。
また、スイング中はそのグリップ圧をキープしましょう。フォローでクラブを放り投げられるくらいに緩く握れば、ヘッドが走って飛ばせますよ。
■松浦美侑
まつうら・みゆ/ 1998年生まれ、兵庫県出身。東北福祉大学ゴルフ部でプレー後、JPDAドラコンプロとして活躍。最長記録は305ヤード。現在はレッスンプロとしても活躍中。
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