カギは大きくて深いトップ 平均3y飛距離アップした石川遼も実践する練習法とは?「1日100~200回を1年くらい」【プロが教える毎日“極・飛ばし術”】

間もなく、夏本番! 夏休みにはゴルフの予定でパンパン…という読者も多いのではないでしょうか? ALBA.Netでは、そんなみなさんを応援するため、7月を『飛ばし月間』に設定。飛距離アップにつながる記事をお届けしていきます。そしてその一環として、第一線で活躍する現役バリバリのツアープロにスイングの注意点、練習法、道具選び…など“飛ばしの極意”を聞いてきました! 毎日、読んでいただき、“きのうの自分よりも1ヤードアップ”を目指していきましょう! 今回は男子ツアーで通算20勝を誇る石川遼。
自身も飛距離アップに取り組んでいる石川遼は、これまでの経験を踏まえ、こんな動きをおすすめする。

「飛距離アップはバックスイングの“大きさ”、“深さ”ですね。頑張って上げているけど、柔軟性の問題でそこまで回らないこともあると思う。なるべくトップは回したほうが飛ぶと思います」

その根拠として、ドラコン選手のスイングを例に挙げる。「飛距離を優先するドラコン選手と方向性を優先するツアープロのトップの位置を見たら分かると思いますが、形は絶対に違うと思うんです。ツアープロの中でもトップが深くて大きいひともいますけど、均して考えたら圧倒的にトップの位置は違う。そこに正解は隠されていて、ツアープロも普通に飛びますけど、やっぱりドラコン選手の一発にはまったく歯が立たない」ということだった。

では、それをどうやって実践するか。石川が一つのヒントとして挙げるのが「左足のヒールアップ」だ。トップの大きさの基準としては「左肩をアゴの下に持って行く」ところまで上半身を回すこと。“ヒールアップ”は実際に自身も行っている動きで「下半身を回したぶんだけ左肩も動いてくる」と話す。そうすることでトップが深くなり助走距離が大きくなる。ダウンスイングでヘッドスピードが早くなり、飛距離アップにつながるということだ。

実際に、石川のドライビングディスタンスのスタッツを見てみると、昨季の294.07ヤードから今季7試合で297.45ヤードにアップしている。そんな石川がアマチュアゴルファーにおすすめする練習法は、シンプルだが継続がカギになる。「ほうきを振ったり、バットを振ったり。1日100~200回を1年くらい振っていけば、多少は飛ぶようになりますよ」と、重いものや空気抵抗のあるものなどで、素振りを行うことでヘッドスピードが速くなりやすい。コツコツと積み上げる努力が、スイングと飛距離に変化をもたらす。石川の言葉には、実践者ならではの説得力があった。

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