
高校、大学と米国でゴルフの腕を磨き、2022年から23年まで「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」に出場していた佐々木理乃。平均250ヤードを誇るドライバーショットを武器に、昨年は最終プロテストに進出。飛ばしの秘密を本人に直撃した。
◇ ◇ ◇
スイング改造をして飛距離を伸ばす方法もありますが、最も簡単に飛距離アップするなら重心を下げることです。アマチュアの多くは重心が高く、ボールに力を伝えきれていないと思います。
「もう少し重心を下げてください」とアドバイスすると腰を落としたり、下半身に力を入れようとしたりしがちですが、それはNG! 体が動きにくくなり、かえって飛ばなくなってしまします。
重心を下げるのにオススメなのがスクワットジャンプ。実は私たちも飛行機や車で移動した後は重心が高くなっているんです。だから、試合前や練習場では必ずやっていますね。まずはスクワットするようにしゃがんで、そこから思いっ切りジャンプ。着地したときに地面をギュッと長く踏みましょう。地面を踏みながらゆっくりと重心が下がる感覚をつかんでください。
数回やるだけで効果があるはず。アマチュアの方なら10ヤードくらい伸びる可能性は十分あります。重心が下がるとスエーや、バックスイングで伸び上がる動きがなくなるので下半身のパワーを最大限に使って飛ばせますよ!
■佐々木理乃
ささき・りの/1998年生まれ、東京都出身。高校・大学を米国で過ごし、2019年の「全米女子アマ」ではベスト32に進出。帰国後は、ツアー外競技「マイナビ ネクストヒロインゴルフツアー」に参戦し、500万円のかかる最終戦で優勝。昨年はJLPGA最終プロテストに進出した。
◇ ◇ ◇
40代、50代でも250ヤードを飛ばせるポテンシャルを秘めている! 関連記事「3ステップで自分の飛距離が分かる! シン・飛ばしのポテンシャル診断」で自分の力を簡単診断してみよう!