苦しんだミシガン3連戦終え帰国…母の“愛情料理”に舌鼓 今週のプロテストへ生かすべき米国での経験【谷田侑里香“最高峰への道”】

高校1年間と大学4年間を米国で過ごした谷田侑里香(たにだ・ゆりか)は、米女子下部にあたるエプソン・ツアーを主戦場とするプロゴルファーだ。昨シーズンは下部ポイントランキング52位でシードを獲得した。目指すは、長年夢見てきたLPGAツアー参戦。その姿を追う。

みなさん、こんにちは! 6月のミシガン3連戦を終え、日本に帰ってきました! 今季開幕戦(2月28日~3月2日)前に渡米したので…半年ぶりの帰国です。やっぱり素直にホッとするものですね。時差もあるのに日頃から応援してくださっている方々にも直接お会いし、ご挨拶することもでき、とてもうれしい時間を過ごしています。

さて、大学時代を過ごしたミシガンでの3連戦は、結果的に予選通過できたのが1試合のみと、ゴルフ面では苦しい3週間になってしまいました。毎週、課題を見つけては、それを改善しようとする日々。その課題も、1週目はパター、2週目はセカンドショット、そして3週目はドライバーと週替わり…といった状況になってしまいました。

いかにして、改善していくのか? その方法論や具体案はまだ見つかっていません。それでも、自分のゴルフの長所や、どこが改善ポイントなのか、というのは見えている、というのが現状です。自分のゴルフを理解し、“こうありたい”といったビジョンが浮かぶという感覚。あとは、それに向かい“どのようにやっていけばいいか”という方法論を模索したい、という気持ちです。

7月2日からはプロテストの第1次予選(茨城・サミットGCでのB地区)もあります。そのための帰国ということもあり、決してのんびりできる状況ではありません。ただ、このタイミングで日本に戻り、一息つけたことは、今後に向けてもよかったなという思いでいっぱいです。ミシガンの最終週は、ストレスからかじんましんが出たり、精神的にも追い込まれていました。それだけに、しっかりとリフレッシュをしたい、とも思いながら過ごしていました。

早朝5時に戻ってきた帰国の日。事前に母は『朝食は何が食べたい?』というリサーチをしてくれ、当日は午前4時頃には起きて私の大好きなメニューばかりの食事を作ってくれました。焼き鮭に卵焼き、しゃぶしゃぶになめこと豆腐の味噌汁…。私は完全に和食派で、アメリカ留学の際には、食生活で心配されたほど。この日も思わずご飯を2合ほど食べてしまいました(笑)。改めて家族のありがたさを感じる時間にもなっています。

今年は苦しいゴルフが続いていて、そこがうまくいってれば、ここまで『帰りたい』とは思わなかったかもしれません。ただ、プロテストを前にしても、自分のゴルフを理解し、どういうスタイルで、どのように準備すれば最高のパフォーマンスを出せるかということは、ツアーを戦っているからこそ把握できたというのも事実です。試合経験を積んだからこそ、作り上げられるものなんだなということも実感しています。

シーズンも折り返しを迎えました。今季も残りは9試合です。出場する試合で、どれだけ上に行けるかが楽しみ(ポイントランキングは現在96位。上位15位までが、来季LPGAツアー出場権を獲得)。というよりも、もう上に行くしかないし、その自信はいつも胸に秘めています。プロテスト、ツアーのラストスパートへと向かっていく時期に入りましたが、テストに向けても、特に何かを変えるということはありません。気持ちの面では緊張するとは思いますが、思いっきりプレーしてくるつもりですので、みなさん、引き続きの応援をよろしくお願いいたします!

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