古江彩佳が2連続バーディでラッシュの号砲「お互い助けながら」

<ダウ選手権 2日目◇27日◇ミッドランドCC(ミシガン州)◇6287ヤード・パー70>

古江彩佳がバーディラッシュの号砲を放った。伸ばし合い必至のフォアボール方式(ペアの良い方のスコアを採用)。古江とアン・ナリン(韓国)ペアが「62」を叩き出し、トータル8アンダー・9位に急浮上した。
古江が前半11番パー5、12番とショットでつけて連続バーディ。「ナリンがギリギリパーくらいの感じだった。自分が決めるしかない」と、しっかりとチャンスをモノにした。

それに応えるかのように、中盤はナリンが調子を上げた。切れ味鋭いショットと正確なパットで、17番から5連続バーディ。「たくさんバーディを重ねてくれたので助かった。勢いに乗ってくれた」と古江が感謝すれば、ナリンも「(古江は)最初からとても良かった。助かった」と互いを称え合った。

ドライバーの平均飛距離はともに253ヤードで、決して飛ばし屋ではない。それでも堅実さが売りの2人は、そのスタイルでバーディを量産。ティショットは古江が先攻で、ナリンが後攻を担当。「気楽に打ってもらえたかな」と戦略もバッチリとハマった。

最終9番では、ショットをお先の距離ほどにつけていたナリンに安心感を覚えながら、カラーからの4メートルをパターで流し込んでバーディ締め。「お互いに助け合った。うまくかみ合った」とボギーなしの「62」をマーク。首位と5打差につけた。

3日目は初日と同様、オルタネート方式(1つのボールを交互に打つ)でプレーする。初日は17番まで2アンダーとしていたが、18番で古江のティショットが池につかまり、ダブルボギーフィニッシュだった。

「あしたも大事な日。(きょうは)プレッシャーに負けずに集中できたので、それを続けたい。アンダーで回れるように」。チーム名はハリー・ポッターシリーズの競技クィディッチにちなむ『Hogwarts Seekers』(ホグワーツ・シーカーズ)。3日目も魔法のようなビッグプレーを繰り出したい。(文・笠井あかり)

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