高速グリーンも重いグリーンも基本はコロがし! 21年のシニア賞金王は「トンカチで叩くように手首を柔らかく使う」

稲見萌寧、吉田優利、西郷真央、池田勇太、市原弘大……。彼らには千葉県のショートコース「北谷津ゴルフガーデン」でジュニア時代を過ごしたという共通点がある。 “ 北谷津育ち”のプロはなんと20名以上。なぜ多くのプロを輩出しているのか。国内男子ツアー1勝、2021年のシニアツアー賞金王で、北谷津所属プロの篠崎紀夫にその理由を聞くと、われわれ大人ゴルファーのヒントにもなる上達のエッセンスがあった。
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北谷津のグリーンは小さく、砲台型。ホールによってはうねるようなアンジュレーションもあります。また、高麗芝を採用していることもあり、夏場は非常に重い一方で、1月から3月頃は12フィートくらいのスピードが出るんです。

この難しいグリーンで練習すれば、ジュニアも大人もショートゲームが上達するはずです。寄せワンが狙える位置にボールを止めて、そこから直接カップインするために身に付けてほしいのがコロがし。

コロがしのポイントは右手首を柔らかく使うことです。切り返しからダウンスイングで間ができて、手元が先行してロフトが立ったインパクトになるため、安定してコロがる球が打てます。手首に力が入っていると、ダウンスイングの早い段階で手首がほどけてロフトが寝やすくなり、低い球が打てません。

右手首を柔らかく使う感覚を覚えるには、右手1本素振りが効果的。クラブの重さを感じながら、手元が先に動いてヘッドが後から付いてくる力加減を覚えましょう。

■篠崎紀夫
しのざき・のりお/ 1969年生まれ、千葉県出身。高校卒業後にゴルフを始めて北谷津ゴルフガーデンの練習生に。92年にプロテスト合格を果たし、同コース所属プロに。2007年の『ANAオープン』で初勝利。21年はシニアツアーで年間3勝を挙げて賞金王を獲得した。

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