「基礎を作ってくれた」ジャンボ邸での日々 西郷真央が“両親”そして“師匠”へ伝えた感謝の念

<シェブロン選手権 最終日◇27日◇ザ・クラブatカールトン・ウッズ(米テキサス州)◇6911ヤード・パー72>

米ツアー初優勝をメジャー大会で成し遂げた西郷真央が、栄冠をつかみとった会場で“礎”になってくれた恩人に感謝した。
まずは両親。母・栄さんはコースにも帯同し、陰ながら転戦生活を支えてくれた人物だ。優勝直後は、取材や撮影などでバタバタし「まだ(母とは)話せていない」という状況だったが、「多分、泣いて喜んでいると思います」と、その姿を想像した。

現在はマネジャーが付きっきりで、食事の管理など異国での生活をともにするが、やはり親は特別。もともとゴルフを5歳から始めたのも父の影響だ。「結果が良くても悪くても、いつも私の味方をしてくれたのが両親なので、感謝の気持ちでいっぱい。こうやって優勝することによって、いつも支えてくれてることへの恩返しができると思うし、またこれからもたくさん恩返しできるようにしたいです」。その存在が、“次の勝利”へのモチベーションにもなる。

そしてもうひとりは、やはり師匠のジャンボこと尾崎将司だ。千葉・麗澤高1年時に、1期生として「ジャンボ尾崎ゴルフアカデミー」の門を叩いた。そこから叱咤激励を受けながらプロになり、この偉業達成に導いてくれた。

「アメリカでの初優勝がメジャーだとは、まさか思っていなかったと思う」と、師匠が驚く顔を想像すると自然と笑みもこぼれる。「自分の学生時代の基礎を作れたのは、ジャンボ邸での練習があってのこと。今でももちろん感謝していますし、帰国したら報告しに行きたい」。再会の日を待ちわびる。

ジャンボもまな弟子の吉報を受け、「海外での初優勝がメジャーとは西郷らしいね。常に準備を怠らない西郷だから、いずれ勝利の報告があるとは思っていた。西郷(せご)どんメジャー優勝おめでとう」とコメントを出した。姉弟子の原英莉花や、同期の佐久間朱莉ら実力者も多く在籍。一門にとっても、刺激的なできごとになったはずだ。

最初は「なんとなくしているだけ」だったというゴルフで、プロ、そして米国女子ツアーを本気で目指し始めたのが中学1年生の時だったと振り返る。それから10年。これ以上ない舞台で、感謝の思いを述べることができた。

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