フンメルスが今夏の現役引退を発表…ドイツ代表でW杯優勝、ドルトムントとバイエルンで5度のブンデス制覇

 ローマに所属する元ドイツ代表DFマッツ・フンメルスが、今シーズン終了後の現役引退を発表した。

 フンメルスは4日に自身の公式SNSを更新。「今は感情に苦しんでいる。サッカー選手なら避けては通れない瞬間が来た。18年以上、サッカーが僕に与えてくれた多くのものを経て、僕はこの夏でキャリアを終える」とビデオメッセージを投稿し、偉大なキャリアに終止符を打つと宣言した。

 1988年12月生まれのフンメルスは、バイエルンの下部組織出身。2008年1月にドルトムントへ加入すると、同クラブで国内屈指のセンターバックに成長を遂げる。2010-11シーズンと11-12シーズンには、元日本代表MF香川真司(現セレッソ大阪)らとともにブンデスリーガ連覇を成し遂げた。

 2010年5月にドイツ代表デビューを飾り、通算78試合に出場。FIFAワールドカップブラジル2014では、レギュラーとしてドイツの4度目(西ドイツ時代含む)となる優勝に貢献した。

 2016年夏にドルトムントからバイエルンへ電撃復帰。公式戦通算118試合に出場し、リーグ3連覇を達成した。

 同選手は2019年夏にふたたびドルトムントへ帰還し、2020-21シーズンのDFBポカール制覇などを果たした。ドルトムントではクラブ歴代2位となる公式戦通算508試合に出場した。

 ブンデスリーガを5度、DFBポカールを3度制し、代表でも頂点に辿り着いたフンメルスだが、クラブ最高峰のチャンピオンズリーグには惜しくも届かなかった。ドルトムントで2012-13シーズンと2023-24シーズンの2度、決勝の舞台を踏んだものの、眼前の“ビッグイヤー”に触れることはできなかった。

 2024年夏、ドルトムントとの契約満了に伴い、ローマへフリー移籍。自身初の国外挑戦ではしばらく出場時間を得られなかったものの、ここまでは公式戦18試合の出場を記録している。

【動画】フンメルスが引退発表

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