大ケガを自身の「分岐点」とするために…北中米W杯出場を目指す中山雄太「日常の積み上げでより良い未来が見えればいい」

 日本代表は23日、25日に迫ったFIFAワールドカップ26アジア最終予選 第8節サウジアラビア代表戦に向けて調整した。

「史上最速とかは関係なく、まず出場権を取れたことは良かった」と話したのは中山雄太。20日のバーレーン代表戦ではベンチ入りを果たすも出番なし。約1年3カ月後に開幕するワールドカップで「優勝」を目標として掲げる中、中山は「ここから競争が始まりますし、個々のレベルアップは必須だと思っています、それがチームにとって一番大きな還元にもなるので意識してやっていきたい」と語った。

 22日の練習では最終ラインを起点とし、クロスからシュートに至るまでの流れを確認。複数ポジションを高水準でこなすことにも長ける中山だが、この日の練習では板倉滉や伊藤洋輝ら最終ラインのメンバーには加わらず、三笘薫や中村敬斗とともに左ウイングバックのポジションに入った。所属するFC町田ゼルビアと同様に、出場するとなれば左ウイングバックで起用が濃厚だ。自身の強みについては「守備に厚みが出ると思いますし、3枚でも4枚でも縦の選手との関わりができる」と話す。2日後に迫るサウジアラビア戦に向けて「勝ちは絶対条件で+チームとしての積み上げ。目的を持ってチャレンジしていけば、受け身にならずに前にパワーを出すことができる」とポイントを挙げた。

 2022年のカタール大会では日本代表メンバー26名に選出されたが、発表後に右アキレス腱断裂の大ケガを負い、夢の舞台に立つことはできなかった。「ケガのことはそこで何かを得られる機会だと思ってやってきたので、本大会に選ばれること、本大会で試合に出ることが自分にとって大きな分岐点と思える」と中山。「日常の積み上げでより良い未来が見えればいいと思っています」とメンバー入りへ今後のさらなる成長を誓った。

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