モッタ解任噂のユーヴェ、マンチーニ氏らが新監督候補に…ジダン招へいを夢見る声も

 ユヴェントスは、チアゴ・モッタ監督の後任に複数名をリストアップしているようだ。21日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が報じた。

 今シーズンからモッタ監督が指揮を執るユヴェントスだが、内容も結果も芳しくなく苦戦を強いられている。チャンピオンズリーグはPSVに屈してプレーオフで、コッパ・イタリアはエンポリに敗れて準々決勝でそれぞれ敗退。セリエAは直近2試合のアタランタ戦とフィオレンティーナ戦で無得点計7失点の連敗を喫し、チャンピオンズリーグ(CL)出場圏外の5位に転落した。

 CL出場権獲得による多額の賞金が死活問題となっているなか、“ビアンコネロ”の上層部は代表ウィークの中断期間中、モッタ監督の進退について議論。即時解任ではなく、19日にホームで行われるセリエA第30節ジェノア戦を同監督の“最終テスト”の場とするようだ。

 その裏でユヴェントスは、“プランB”に向けた準備も着々と進めている模様。現在、ロベルト・マンチーニ氏とイゴール・トゥドール氏の2名が、主な後任候補としてリストアップされているようだ。前者はインテルやマンチェスター・シティ、イタリア代表などでの実績十分。後者は選手およびアシスタントコーチとしてユヴェントスに従事し、クラブ内部の事情に精通している。

 また、ユヴェントスの内部では、クラブのレジェンドであるジネディーヌ・ジダン氏の招へいを夢見る声もあるようだ。ただ、2021年夏にレアル・マドリードの監督を退いて以降ベンチから遠ざかる52歳は、FIFAワールドカップ26終了後のフランス代表監督就任が有力視されている。そのため、1年契約にユヴェントスが応じない限り、「ジダンは(おそらく)不可能な夢であることに変わりはない」と『ガゼッタ』紙は伝えている。

 なお、ユヴェントスは今季終了後にアントニオ・コンテ監督(ナポリ)、ジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督(アタランタ)、ステファノ・ピオリ監督(アル・ナスル)のいずれかがフリーになる可能性を見越して、シーズン途中でモッタ監督を解任する場合の後任は、暫定監督としたいようだ。マンチーニ氏もトゥドール氏も今すぐ“ビアンコネロ”を率いることには前向きだが、両者とも2025-26シーズン以降の指揮を希望。契約をめぐる駆け引きが繰り広げられることになると『ガゼッタ』紙は指摘した。

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