カラフィオーリが負傷によりイタリア代表を離脱…左ひざ側副じん帯損傷で2～3週間の離脱か

　アーセナルに所属するイタリア代表DFリッカルド・カラフィオーリに2～3週間の離脱となる可能性が浮上した。21日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

　現在22歳のカラフィオーリはローマの下部組織出身で、2021年夏にトップチームへ昇格。ジェノアとバーゼルでのプレーを経て、2023年8月にボローニャに完全移籍で加入した。1年目からチアゴ・モッタ監督（現ユヴェントス）の信頼を勝ち取って最終ラインの主軸に定着すると、2023－2024シーズンは公式戦33試合出場2ゴール5アシストを記録し、クラブのチャンピオンズリーグ（CL）出場権獲得に大きく貢献。今シーズンから加わったアーセナルでは、ここまで公式戦26試合出場3ゴール2アシストをマークしている。

　UEFAネーションズリーグ（UNL）に臨むイタリア代表として活動中のカラフィオーリは、20日に行われた準々決勝ファーストレグのドイツ代表戦に3バックの一角として先発出場。しかし、1点ビハインドで迎えた後半アディショナルタイムに足を滑らせて転倒し、左ひざを痛めてプレー続行が不可能となってしまった。ルチアーノ・スパレッティ監督は試合後の会見で、「彼が負傷したかどうかはまだ分からない。ひざに違和感があると話していたが、それ以上のことは分からない。様子を見なければならない」とコメント。検査を行った結果、代表チームのキャンプから離脱が決まった。

　そんななか、『デイリー・メール』はイタリア人記者ジャンルカ・ディ・マルツィオ氏の報道を引用しつつ、カラフィオーリが左ひざの側副じん帯損傷のグレード1～2を負っており、2～3週間の離脱となる可能性があると指摘。来月8日に開催されるチャンピオンズリーグ（CL）準々決勝・ファーストレグのレアル・マドリード戦の出場が危ぶまれていると主張した。

　なお、カラフィオーリが負傷離脱となった場合は今季4度目の戦線離脱に。果たして同選手は“白い巨人”と激突する大一番に出場することができるのだろうか。