昨年の“ワンオンイーグル”再現にも期待「狙わないことはない」 笹生優花は4度目のタイ戦へ自然体

<ホンダLPGAタイランド 事前情報◇18日◇サイアムCC オールドC(タイ)◇6632ヤード・パー72>

4度目の出場となる笹生優花は、スポンサー契約を結ぶホンダが冠を務める大会を迎える。「いい結果は出したいけど、そんなに力を入れても結果は変わらない。4日間しっかり回れるように頑張りたい」と自然体。月曜日、そして火曜日と、普段通り、早朝から練習ラウンドに向かっている。

30位だった開幕戦、そして59位で終えた2戦目を終え、オープンウィークだった先週は米テキサス州・ダラスにある自宅でゆっくりと過ごした。「ダラスからタイは移動も長いですし、普通に寝てました」。このあたりの“ルーティン”も、特段は変わらない。

2022年に初出場した時は12位だったが、最終日には「62」を出しコースレコードのタイ記録を打ち立てた。過去4年間の優勝スコアがすべて20アンダー以上という点を見ても、バーディ合戦は必至。笹生も「今年も伸ばしあいになると思う。(スコアは)出しやすいコースだと思う」と話すが、ここでの爆発力は証明済みだ。

また、昨年はこんな印象的なプレーも。第3ラウンドの15番パー4。ここはもともとの設定は320ヤードながら、この日はティが前方に出され280ヤードに設定された。ここでドライバーを強振しワンオンに成功すると、2.5メートルにつけ、唯一のイーグルを記録した。

今回の練習ラウンドでも、当然ながら前方のティも確認。「前から打てば、ほとんどの選手が狙いにいけるホールに設定されている。狙わない、ということはないですよね。狙ってバーディが取れたらいい」。再び、豪快なショットにも期待ができそうだ。

12位だった22年のほか、23年は20位、昨年は16位とコンスタントに成績を残している大会でもある。「タイ自体、食べ物も美味しいですし、人も優しい。いい国だと思います」と、現地生活も心地いい。日頃の“恩返し”になる結果を残したい。(文・間宮輝憲)

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