降格圏の18位に沈むパルマ、ペッキア監督の退任を発表…昨季は2部優勝に導くも現在は公式戦7試合未勝利

 日本代表GK鈴木彩艶が所属するセリエAのパルマ・カルチョは17日、クラブを率いるファビオ・ペッキア監督の退任を発表した。

 現在51歳のペッキア監督は、現役時代にナポリなどイタリア国内の複数クラブでプレー。2009年に引退すると、フォッジャ・カルチョのアシスタントコーチに就任して指導者キャリアをスタートさせた。その後はイタリア下部カテゴリークラブの監督やナポリ、レアル・マドリードなどでアシスタントコーチを歴任。2018年12月からは約半年間にわたってアビスパ福岡の指揮官を務めた。ユヴェントスのU-23チームとクレモネーゼでの指揮を経て、2022年6月にパルマ・カルチョの監督に就任。昨季は同クラブをセリエB優勝に導いた。

 今季は4年ぶりとなるセリエAを戦うパルマ・カルチョ。しかし、開幕直後こそ着実にポイントを積み上げていた同クラブだったが、シーズン経過とともに次第に勢いが失われてしまう。2025年に入ってからは未だ白星がなく、公式戦7試合勝利なしと長いトンネルに突入。順位も降格圏の18位まで低迷しており、第25節終了時点でのペッキア監督退任が決まった。

 パルマ・カルチョはクラブ公式サイトで以下の通りペッキア監督へ感謝のメッセージを送っている。

「パルマ・カルチョとファビオ・ペッキアが決別することとなった。ペッキアはジャッロブルーで110試合を指揮し、2023-24シーズンのセリエB優勝という歴史的な快挙を成し遂げた。その2年以上の任期の中で、彼とそのスタッフはスポーツ面だけでなく、人間性やプロフェッショナリズムの面でもクラブに大きな足跡を残した。パルマ・カルチョはファビオとそのスタッフの今後のキャリアにおいて最大限の成功を祈っている」

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