
レヴァークーゼンは29日、アストン・ヴィラからアルゼンチン人MFエミリアーノ・ブエンディアをレンタルで獲得したことを発表した。
ブンデスリーガ連覇を目指すレヴァークーゼンが攻撃陣の戦力拡充に成功した。レンタル期間は今シーズン終了までで、背番号は「16」に決定。移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏によると、契約には2000万ユーロ(約32億円)程度の買い取りオプションも付随しており、給与はレヴァークーゼンが負担することになるという。
現在28歳のブエンディアは中盤の攻撃的ポジションを主戦場とするプレーヤー。2014-15シーズン途中にヘタフェでプロデビューを飾ると、クルトゥラル・レオネサやノリッジを経て、2021年夏に当時のクラブ史上最高額でアストン・ヴィラへ加入した。背番号「10」を託されると、ここまで公式戦通算97試合で10ゴール9アシストをマーク。しかし、在籍4年目の今シーズンは序列が低下し、出場機会を減らしていた。
アルゼンチン代表への選出経験もあるブエンディアは、自身初のブンデスリーガ挑戦に際し、次のように意気込みを示している。
「ブンデスリーガは僕にとって非常に魅力的だ。レヴァークーゼンはディフェンディングチャンピオンであり、ヨーロッパで最も優秀かつ興味深いチームの一つだ。ここ数カ月間のチャンピオンズリーグ(CL)でのパフォーマンスを見てきたし、もちろん昨シーズンのヨーロッパリーグ(EL)の試合も見ている。魅力的なサッカーをする素晴らしいチームだし、僕はクラブの成功に貢献できると確信しているよ」
また、レヴァークーゼンのスポーツ部門のマネージングディレクターを務めるサイモン・ロルフェス氏は「エミリアーノ・ブエンディアは優れた技術を持つ万能型の選手であり、情熱的かつ積極的なプレーをする。プレミアリーグでの経験も豊富で、すぐに目標達成のための手助けをしてくれるだろう」と期待を口にしている。