堂安律フル出場のフライブルク、2試合連続“大量失点”で連敗…上位対決を制したシュトゥットガルトは3連勝

 ブンデスリーガ第18節が18日に行われ、シュトゥットガルトとフライブルクが対戦した。

 ここまで17試合を消化したリーグ戦で8勝3分6敗を記録し、勝ち点「27」の8位につけているフライブルク。今季序盤から順調にポイントを積み上げる同クラブは、4位ライプツィヒとの勝ち点差がわずかに「3」と来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得も狙える位置をキープしている。5位シュトゥットガルトとの上位対決に、前節得点を挙げたMF堂安律は先発出場。シュトゥットガルトに所属するDFチェイス・アンリはメンバー外となった。

 試合は開始早々の2分にシュトゥットガルトがスコアを動かす。ニック・ウォルトメイドのシュートから右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたアンジェロ・スティラーがインスイングのクロスを供給。ゴール前に送られたボールへアントニー・ルオーが頭で飛び込み、強烈なヘディングでシュトゥットガルトに先制弾をもたらした。

 さらに17分、ホームチームが大きな追加点を挙げる。右サイドで得たコーナーキックは一度クリアされたものの、同サイドでこぼれ球をスティラーが回収。カットインから再びクロスを入れると、ボールはゴール前でフリーとなっているエルメディン・デミロヴィッチのもとへ。確実に頭で流し込み、シュトゥットガルトがリードを2点に広げた。

 以降もシュトゥットガルトの勢いは止まらず、29分にはジェイミー・レヴェリングのクロスをデミロヴィッチが頭で叩き込む。しかし、直前にオフサイドが認められたため、得点は取り消しとなってしまう。それでもシュトゥットガルトは後半アディショナルタイムにレヴェリングがPKを奪取。ウォルトメイドが冷静にゴール左へと沈め、前半だけでフライブルクを大きく突き放した。

 反撃を狙うフライブルクだが、後半は大きなチャンスを作れないまま時間が経過。一進一退の攻防が続き、互いにシュートまで持ち込むことができない。意地を見せたいフライブルクだったが、80分にまたもスコアを動かしたのはシュトゥットガルトだった。中盤左サイドでボールを持ったクリス・ヒューリッヒが味方とのワンツーでライン際を突破。ボックス内で複数の相手を引きつけ、デニズ・ウンダフへとラストパスを出す。右足のシュートはマーカーに当たってネットを揺らし、チームの4点目をマークした。

 結局、そのまま試合は4-0で終了。勝利したシュトゥットガルトが貴重な3ポイントを掴み取った。次節は25日に行われ、シュトゥットガルトはアウェイでマインツと対戦。フライブルクはホームでバイエルンと対戦する。

【スコア】
シュトゥットガルト 4-0 フライブルク

【得点者】
1-0 2分 アントニー・ルオー(シュトゥットガルト)
2-0 17分 エルメディン・デミロヴィッチ(シュトゥットガルト)
3-0 45+5分 ニック・ウォルトメイド(PK/シュトゥットガルト)
4-0 80分 デニズ・ウンダフ(シュトゥットガルト)

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