インテルがセリエAで6連勝! 前半のダルミアン弾が決勝点、敵地でヴェネツィアを破る

 セリエA第20節が12日に行われ、インテルは敵地でヴェネツィアと対戦した。

 5連覇を達成した2009-10シーズン以来のセリエA連覇を掲げてシーズンをスタートさせたインテルは、ここまで12勝4分1敗の成績で勝ち点「40」を獲得。現在3位につけているが、インテルは消化試合数が2つ少なく、自力でも首位に浮上することができる。

 スーペルコッパ・イタリアーナに参戦していた関係により、今節は年明け最初のセリエAのゲームとなる。そんな一戦では、ここまで3勝5分11敗の勝ち点「14」獲得にとどまり、降格圏の19位に沈むヴェネツィアの本拠地に乗り込む。インテルのスターティングメンバーには、アレッサンドロ・バストーニ、ニコロ・バレッラ、ラウタロ・マルティネスらが並んだ。

 試合は序盤からインテルが主導権を握り、16分にスコアを動かす。ピッチ中央付近でバレッラからのリターンパスを受けたクリスティアン・アスラニが右足でロングフィードを送ると、これが最終ラインの裏を狙っていたラウタロにピタリ。見事なファーストタッチから右足で放たれたシュートはGKフィリップ・スタンコヴィッチに阻まれたが、こぼれ球をダルミアンが押し込み、インテルが先手を取った。

 その後もインテルがチャンスの数を増やす。21分には右サイドを抜け出したデンゼル・ダンフリースからのクロスボールを、ボックス内で待っていたメフディ・タレミがダイレクトで合わせるも、シュートはわずかにクロスバーの上。23分にはバレッラからのロングフィードで裏を取ったラウタロが、強引に狙うも、シュートはジャストミートせずにGK正面。39分にはペナルティエリア手前中央からタレミが左足でミドルシュートを放ったが、枠を捉えることはできず、1点リードで後半へ折り返す。

 後半へ入ると、47分にガエターノ・オリスターニオが積極的なミドルシュートを放つなど、ヴェネツィアがゴールへの気配を漂わせる。49分には左コーナーキックをショートでつないだところからクロスボールが送られ、中央で相手を振り切ったイッサ・ドゥンビアがヘディングシュートを放つも、枠を捉えた一撃はGKヤン・ゾマーに阻まれる。

 難しい後半の立ち上がりを0で凌いだインテルは、67分にビッグチャンスを構築。カルロス・アウグストからのスルーパスで背後を取ったダヴィデ・フラッテージがGKと1対1のチャンスを迎えたが、GKスタンコヴィッチに防がれる。対するヴェネツィアも73分、自陣左サイドでボールを奪ったところから素早い攻撃へ転じると、フランチェスコ・ザンパーノからのアーリークロスで、ボックス左のジャンルカ・ブシオがフリーでボールを受ける。右足を振り抜くも、狙い済ました一撃はポストに嫌われる。

 結局、後半にゴールネットが揺れることはなく、試合はタイムアップ。この結果、インテルがセリエAで6連勝を記録し、今節を既に消化したアタランタを抜いて2位に浮上した。一方で、ヴェネツィアはこれで3戦未勝利と苦しい状況が続いている。

 この後、インテルは15日、第19節延期分でボローニャをホームに迎える。一方、ヴェネツィアは19日、次節のセリエAで鈴木彩艶が所属するパルマ・カルチョと敵地で対戦する。

【スコア】
ヴェネツィア 0-1 インテル

【得点者】
0-1 16分 マッテオ・ダルミアン(インテル)

externallink関連リンク

●GK鈴木彩艶フル出場のパルマ、攻め手を欠き3試合ぶり黒星…ジェノアは今季ホーム初勝利●ミラン、スーパー杯優勝後のリーグ戦でドロー…指揮官「問題はメンタルとフィジカルの両面」●コンテ監督、クヴァラツヘリアのナポリ退団希望を明言「売却を要求してきた」●ナポリ、マンUの若武者ガルナチョに関心か…PSG移籍が濃厚なクヴァラの後釜に●ナポリ、ボーンマスからMFビリング獲得を発表! 買取OP付きレンタル移籍に
externallinkコメント一覧

コメントを残す

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)