適応苦しむザークツィー、ナポリが獲得レースに参戦か…ユヴェントスとの争奪戦勃発?

 マンチェスター・ユナイテッドに所属するオランダ代表FWジョシュア・ザークツィーに、セリエAのナポリが関心を寄せているようだ。12月31日、イギリス紙『デイリー・メール』が伝えている。

 現在23歳のザークツィーは2018年にフェイエノールトのユースチームからバイエルンの下部組織に入団し、翌年12月にトップチームデビュー。パルマとアンデルレヒトへのレンタル移籍を経験すると、2022年8月に完全移籍でボローニャに加入した。1年目は負傷もあり公式戦21試合出場2ゴール2アシストにとどまったものの、2年目となる昨シーズンはイタリアの地で躍動。公式戦37試合出場12ゴール6アシストの成績を記録し、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献した。

 ボローニャでの活躍により、今夏に完全移籍でマンチェスター・ユナイテッドへと加わったザークツィー。4000万ユーロ(約65億円)の契約解除金が設けられていた同選手だったが、マンチェスター・ユナイテッドは250万ユーロ(約4億円)を増額することで一括での支払いを回避することに。最終的には移籍金4250万ユーロ(約69億円)を3年間の分割払いにする形でオランダ代表ストライカーと5年契約を締結していた。しかし、新天地では4ゴールを挙げているものの、現時点でザークツィーの主な役割は途中出場。12月30日に行われたプレミアリーグ第19節ニューカッスル戦では先発出場を飾った同選手だが、わずか33分で交代となった。

 イングランドの地で苦しむザークツィーに対し、以前より関心が報じられているのがユヴェントス。ボローニャ時代の恩師であるチアゴ・モッタ監督が指揮官を務めており、再共演の可能性が噂されている。だが、同じくセリエAのナポリもザークツィーの獲得レースに参戦する見込みがある模様。同紙は「両クラブはザークツィーが退団する可能性が浮上した場合、獲得に乗り出す構えを見せている」と主張した。

 一方で、ザークツィー自身は他クラブによる関心を把握しているものの、マンチェスター・ユナイテッドでの仕事に集中しているため退団の意思はないと指摘。果たして今冬の移籍市場で動きはあるのだろうか。

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