ディナモ・ザグレブ、F・カンナヴァーロ監督の招へいを発表! 不振脱却へ今季2度目の指揮官交代

 プルヴァHNL(クロアチア1部)のディナモ・ザグレブは29日、指揮官交代に伴いファビオ・カンナヴァーロ監督の招へいを発表した。

 DF荻原拓也が所属するディナモ・ザグレブは、今季ここまでのリーグ戦で8勝5分5敗を記録。現在3位につけているものの、11月中旬から急激に成績を落としている。今年9月にセルゲイ・ヤキロビッチ監督を解任した同クラブは、新たにネナード・ビェリツァ監督を招へい。当初は順調に勝ち点を積み上げていたが、直近は不安定なパフォーマンスが続いていた。そんななか、ディナモ・ザグレブは今季2度目の指揮官交代を決断。広州恒大やウディネーゼを率いた経歴を持つ元イタリア代表DFファビオ・カンナヴァーロ監督の就任を発表した。

 ディナモ・ザグレブのスポーツディレクターを務めるマルコ・マリッチ氏はクラブ公式サイトで、「私たちはHNLの直近11試合でわずか4勝しか挙げられておらず、国内選手権では最悪の連続成績を記録している。指揮官を変えるのに決して良い時期ではないが、新監督が自分の考えを選手へ伝える時間を確保し、全員が連覇を継続するための準備ができているよう、今この決断を下すことにした」と監督交代の理由を説明。続けて、「彼は成功に飢えており、だからこそタイトル獲得の野心を持ったトップクラブでの挑戦を待っていた。彼は私たちのチームだけでなく、HNL全体のこともよく知っている。彼はディナモでどんな目標が待ち受けているかを知っており、クラブが置かれている状況も認識している」とカンナヴァーロ監督への期待を述べている。

 現在51歳のファビオ・カンナヴァーロ監督は、現役時代にパルマやユヴェントスなどでプレー。イタリア代表としてもFIFAワールドカップ2006年大会の優勝を経験し、同年の『バロンドール』も受賞した。引退後は指導者へと転身しており、中国の広州恒大で監督デビュー。その後は中国代表での指揮などを経験し、2022年9月からはセリエBのベネヴェントで指揮官を務めた。今年4月にはウディネーゼの監督に就任。セリエAで15位まで順位を上げて残留に導いたものの、同シーズン限りで退任となっていた。

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