
バルセロナに所属するスペイン代表MFダニ・オルモの選手登録問題に黄信号が灯っている。
バルセロナの第10商事裁判所は27日、2024-25シーズンのラ・リーガ後半戦におけるオルモの選手登録に関する訴訟を棄却。現状のままでは、同選手をラ・リーガの残り試合で起用できない状況だ。スペインメディア『ムンド・デポルティーボ』によれば、バルセロナは既に新たな提訴を行なっており、12月30日にその結論が出る見込みとのこと。
バルセロナは今季、ラ・リーガの財務規定に関する問題で今夏に獲得したオルモを登録できずにいたが、デンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセンの長期離脱による特例措置を利用して登録。しかし、その措置は12月31日までの暫定的なものとなっていた。なお、バルセロナのスペイン人FWパウ・ビクトルも同じ状況に置かれている。
バルセロナとしては、今回のルールが権限を持たない組織によって定められているため、その規定が無効であると主張。ドイツ代表GKマルク・アンドレ・テア・シュテーゲンが長期離脱となった際、その年俸の80%を活用できるとされたことによりGKヴォイチェフ・シュチェスニーを獲得したが、ラ・リーガはその残額をオルモの登録に用いることを認めていないという。
なお、登録期限の延長を含め、バルセロナはその他の解決策も模索しているとのことだが、まずは30日の判決に注目が集まるところ。果たして、2025年もオルモを戦力とみなすことができるのだろうか。