シーズン移行期のJリーグ特別大会で“PK戦復活”! 野々村チェアマン「選手たちのいい経験になれば」

 Jリーグは17日、2026年前半シーズン移行期の特別大会の概要を発表した。

 Jリーグは2026年~2027年にかけて秋春制に移行する。来年2025年はこれまでの2月開幕・12月閉幕のラストシーズンとなり、秋春制移行前の“0.5シーズン”の大会方式は1年以上議論されてきた。議論の結果、J1リーグ特別大会(20クラブ参加)とJ2・J3リーグ特別大会(40クラブ参加)の2つの特別大会を開催することとなった。

 J1リーグ特別大会は地域ごとに10クラブずつ2グループに分かれ、各グループでホーム&アウェイ方式2回戦総当たりのリーグ戦を行う。その後のプレーオフラウンドでは、各グループの同順位同士でホーム&アウェイ方式の2試合を行い、最終順位を決定する。J2・J3リーグ特別大会も同じフォーマットとなるが、こちらは参加クラブがJ1リーグ特別大会の倍となるため、10クラブずつ4グループに分かれての大規模な大会となる。野々村芳和チェアマンは「特にJ2・J3リーグ特別大会は、カテゴリーが違うクラブとの対戦があって、普段は味わえないこと。こちらからも楽しみを提供していくので、ファン・サポーターの皆さんも新たな楽しみを見つけてほしい」と呼びかけた。

 注目ポイントの一つは“ドロー決着”がないことだ。90分を終えて同点の場合は、PK戦によって勝敗を決定する。勝ち点は90分での勝利で3ポイント、PK戦による勝利で2ポイント、PK戦による敗戦は1ポイント、90分での敗戦は0ポイントとなる。「リーグ戦で実現することは難しかったが、この大会はトライできる。ここは見る人たちの興味だったり、別の楽しみ方を提供できる」と野々村チェアマン。「(Jリーガーは)高校生くらいまではPK戦をやっていても、プロになるとなかなかPKを蹴ることがない。選手たちのいい経験になればいいし、何かが懸かった中でやるのは成長につながる」と期待を寄せた。

 なお、両特別大会のグループ分けは、2025年終了後に決定。大会名称や詳細の日程も決まり次第発表するとしている。

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