小祝さくらは払い打っている! 現代のアイアンを打ちこなす最適解は“シャフト1本分”のハンドファースト

地面の上にあるボールを打つアイアンは、ハンドファーストに当ててダウンブローに打ち込むクラブだと信じられてきた。しかし、最近では「レベルブローに払い打っています」という女子プロは多い。12日(木)発売のゴルフ雑誌ALBA906号では、『ハンドファースト&ダウンブロー信仰の弊害』について特集。その中で都玲華と手束雅のプロテスト合格をサポートしたプロコーチの石井忍は、「ハンドファーストは必ずしも大正解ではない」と語る。

重心の高い難しいアイアンを、ダフらずに芯で打って飛距離を出していくためには、ハンドファーストにしてロフトを立てて当てる必要がありました。

しかし、現代のアイアンは重心が低く最初からロフトが立っているので、『飛ばし』という意味においてその必要がない。ハンドファースト&ダウンブローは必ずしも大正解ではなくなってきている。ダフリのリスクを考えると、『弱ハンドファースト』がいいと思います。
お手本は小祝さくら選手。飛行機が着陸するように緩やかにヘッドが下りてきて、体の正面でインパクトを迎えています。手首をあまり使わずに払い打っていく。手首に角度を作ってタメるイメージはなくてもいいです。

目指すイメージはシャフト1本分の弱ハンドファースト。アドレスから45度腰を左に回したポジションでシャフト1本分になります。

■石井忍
いしい・しのぶ/1974年生まれ、千葉県出身。98年にプロ転向し、かつてはツアープレーヤーとしてレギュラーツアーで戦っていた。現在は『エースゴルフクラブ』を主宰し、プロゴルファーやアマチュアの指導を行う。

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●石川遼のアイアンを見てみると、7番アイアンと8番アイアンにだけ『S』の刻印がある。関連記事の【5年ぶりに年間複数回優勝! 石川遼の7Iと8Iにだけ刻まれた『S』が意味するアイアンショットの進化】では、石川本人が入射角が緩やかになったスイング改造について語っている。

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