2年連続シニア賞金王、宮本勝昌が地元で祝勝会コンペ 前週は米シニア出場権を逃し「残念無念」

10日、静岡県の大熱海国際ゴルフクラブ 大仁コースでプロアマコンペ「宮本勝昌プロ祝勝会」が開催された。同コースのメンバーや宮本の契約先の企業、SNSで参加を申し込んだファンたちといった32組128名が参加。主役の宮本のほか、チームセリザワの藤田寛之、上井邦浩、大庭長人、西山ゆかりが参加者たちと楽しくラウンドした。
宮本は静岡県熱海市出身。中学時代から大熱海国際GCでプレーしており、現在はアドバイザリースタッフとして契約を結ぶ。このイベントは、勝った年は「祝勝会」、勝てなかった年は「励ます会」と名称を変えながら28年前から続く恒例行事となっている。

今シーズンの宮本は国内シニアツアーで3勝を挙げて、2年連続で賞金王を獲得。ラウンド後のパーティでは花束が贈呈され「来年もみなさんに良い報告ができるように頑張っていきたい。何かしらの形でゴルフ界に恩返しがしたい」とあいさつした。
先週は今年の最大目標に掲げてきた「米シニアツアー参戦」をかけて、PGAツアー・チャンピオンズの最終予選会に挑むも、出場権が得られる上位5人には届かず。4日間トータル5アンダー・26位タイに終わった。「残念とか悔しいとか無念とか…」と悔しさをにじませる。「いいプレーができれば通るだろうという感覚は今でも変わらないですね。QT(予選会)のタイミングにピークを合わせる難しさはありました」と、課題を口にする。

それでも日本シニアツアーの賞金王になったことで、来季の海外シニアメジャー「全米プロシニア」、「全米シニアオープン」、「全英シニアオープン」の出場資格を持つ。来季に向けてオフは「芹澤(信雄)さんとのラウンドを増やしたい」と考えている。師匠の芹澤とラウンドする意図は「練習場では比較的上手くいくことが、試合ではできなくなる。ゴルフ場で起こる現象の解決のヒントをもらえたら」というのが狙いだ。

兄弟子の藤田は6月の「全米シニアオープン」で単独2位に入ったことをきっかけに、米シニアツアーのプレーオフシリーズに出場。ポイントランキング36位までが出場できる最終戦に進むと同時に、来季のフルシード権を手にした。先を越される形になった宮本は「来年の目標も変わらないですね」と、米シニア最終予選を視界に入れつつ、藤田ルートで米シニア参戦のチャンスを伺う。

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