神戸の吉田孝行監督、J1連覇を成し遂げた史上7人目の指揮官に「最高のシーズンでした」

 明治安田J1リーグ第38節、ヴィッセル神戸は湘南ベルマーレを3-0で下し、クラブ史上初のJ1連覇と天皇杯との2冠を達成した。

 神戸を率いる吉田孝行監督は「ホームで優勝を決めることができて、最高のシーズンでした。戦術云々よりも、前へ前へアグレッシブに。ボールを奪われたらダッシュで戻る。そういった気持ちが出た試合だったと思います。メンバー選びや戦術、どういった組み合わせでいくのかを決めて、やってほしいことを選手がやってくれましたし、価値ある勝利だった」と手応えを述べた。

 J1リーグ連覇は史上6クラブ目(通算8回目)、J1リーグと天皇杯との2冠は史上5クラブ目(通算7度目)の快挙となる。また過去にJ1リーグ連覇に導いた監督は松木安太郎氏(ヴェルディ川崎)、トニーニョ・セレーゾ氏(鹿島アントラーズ)、岡田武史氏(横浜F・マリノス)、オズワルド・オリヴェイラ氏(鹿島アントラーズ)、森保一監督(サンフレッチェ広島)、鬼木達監督(川崎フロンターレ)の6名。吉田監督は史上7人目の連覇を成し遂げた指揮官となり、Jリーグ史にその名を刻んだ。

「今季は新しい選手も加わって、チームにフィットするのにも少し時間がかかりました。自分の中では9月からの連戦を乗り切って行けば、優勝できるなと頭の中にありました。ACL、天皇杯、リーグ戦、全て自分の思い通りに進んだと思います。それは選手とスタッフの頑張りは大きいので、感謝したいと思います」と選手・スタッフを労った。

 試合後にはシャーレを携え、ゴール裏へ。吉田監督の現役時代のチャントも鳴り響いた。「昨年はサポーターと一緒にシャーレを掲げられなかったので、今季はシャーレを一緒に掲げたいと思っていました。神戸讃歌のタイミングであそこに行くことは想定していなかったですけど(笑)。ヴィッセルに関わるみんなで取ったタイトルなので、サポーターの皆さんと一緒に喜びを分かち合って、シャーレを掲げられて嬉しかった」と笑顔で振り返った。

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