町田優勝ならずもJ1初挑戦で3位…黒田剛監督は成長を実感「もっと強い町田として来年またチャレンジしたい」

 2024明治安田J1リーグ最終節が8日に行われ、FC町田ゼルビアは鹿島アントラーズに1-3で敗れた。試合後、町田を率いる黒田剛監督が記者会見でシーズンを総括した。

 首位ヴィッセル神戸と勝ち点3差、2位サンフレッチェ広島と勝ち点2差の3位で最終節を迎えた町田は、他会場の結果次第で逆転優勝の可能性も残していた。しかし、結果は鹿島に1-3で敗戦。3位でシーズンを終えることになった。

 町田にとって、今季はクラブ史上初となるJ1挑戦。試合後の記者会見で黒田監督は「(シーズン開幕前は)心の中でなんとか残留したいという気持ちもあった」と苦戦を覚悟したことをあらためて明かし、「そのなかで、あわよくば、5位以内、ACL圏内という高い目標を掲げていた」と語った。

 チームは指揮官の想定以上の躍進を見せ、シーズン途中には首位をキープ。しかし、その後は5試合連続未勝利と不振にも陥り、史上初となるJ1初挑戦での初優勝は叶わなかった。

 紆余曲折のあったJ1挑戦1年目を終え、指揮官は「首位にいたので、優勝もちらせかせながら選手たちを導いてはきたが、そんな甘い世界ではない。ただ、あのままズルズル(順位を下げる)というわけではなく、国立競技場でのFC東京戦、ホーム最終戦の京都サンガF.C.戦で、“町田らしい”サッカーを見せることができた」と前向きに語り、「あのサッカーを、さらに強いサッカーをすることで、今の神戸や広島のように、J1のなかでトップとして君臨することができると思う。すごくいろいろな教訓を含めて、大きく成長できた1年だった」と、来季に向けた収穫を語っていた。

 悔しさを滲ませながらも、ポジティブな言葉を紡いだ黒田監督。「選手たちが奮闘して3位でフィニッシュしてクラブの歴史を刻めた。その頑張りは素晴らしいこと--。心技体ともに成長しないと常勝チームとして首位争いするのは難しい。休養をとって、キャンプからもう一回り強くなって、もっと強い町田として来年またチャレンジしたい」と、試合後すぐに来季を見据えた。

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