タフなコンディションに「フフフ」 馬場咲希は粘りの連続バーディで圏内スタート

<LPGA Qシリーズ(最終予選) 初日◇5日◇マグノリア・グローブGC(米アラバマ州)◇クロッシングズC=6664ヤード・パー72、フォールズC=6643ヤード・パー71>

2年連続の最終予選会挑戦となった馬場咲希は初日、クロッシングズコースを5バーディ・3ボギーの「70」でプレーした。2アンダーは17位タイ発進。来季出場権を獲得するトップ25圏内の滑り出しとなった。「前半から耐えるような場面が多くて、最後まで粘っていこうと思っていた。パー5でバーディが取れたのがよかった」とまずまずの評価を下した。
3番でボギーが先に来たが、すぐさまバウンスバック。だが、そこから2バーディ・2ボギーと伸ばせずに、イーブンパーで残り3ホールに入った。平均スコアが「71.834」でオーバーパーになったフォールズコースに対し、クロッシングズコースはアンダーパーの「71.805」。伸ばさないといけないことは分かっている。

そして粘り強さを発揮した。「絶対に獲りたいと思っていた」という16番パー5では3メートルにつけてバーディ。17番パー3では13メートルをねじ込んだ。「スライスフックのスネークライン。上りと下りもあって、とりあえず寄せることを考えていたけれど、うれしかった~」。目標スコアには届かなかったものの、最後まで目の前の一打に集中して最善を尽くすことができた。

練習日とはうって変わって、タフなコンディションになった。「雨が降ったり止んだり、寒くなったり暑くなったり、上着を着たり脱いだり…フフフ(笑)」と19歳はあどけなく笑う。それでもこれは「想定内」。昨年の経験を生かし、成長した姿も見せている。

2コースを使用する予選会。2日目はフォールズコースをプレーする。「きょうはアンダーで回れたので、あしたもアンダーで回れるように頑張ります」。昨年は2日目にはフォールズコースでスコアを落としただけにリベンジを果たして圏内をキープしたい。(文・笠井あかり)

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