日韓W杯の日本代表23名全員が現役引退…“最後の戦士”稲本潤一が45歳でピッチに別れ

 関東サッカーリーグ1部に所属する南葛SCは4日、元日本代表MF稲本潤一が今シーズン限りで現役を引退することを発表した。

 1979年9月18日生まれで現在45歳の稲本は、1997年にガンバ大阪でプロキャリアをスタートさせ、その後はアーセナル、フルアム、ウェスト・ブロムウィッチ、カーディフ・シティ、ガラタサライ、フランクフルト、レンヌに在籍。2010年にはJリーグへ復帰し、川崎フロンターレ、コンサドーレ札幌(現:北海道コンサドーレ札幌)、SC相模原で活躍した後、2022年からは南葛SCでプレーしていた。

 2000年3月にデビューした日本代表では国際Aマッチ通算82試合に出場し、5ゴール3アシストをマーク。FIFAワールドカップには3大会連続で出場し、2002年の日韓大会では2ゴールを挙げて史上初のベスト16進出に大きく貢献した。

 稲本は日韓ワールドカップに出場した日本代表選手の中で唯一現役生活を続けていたが、45歳でとうとうスパイクを脱ぐことに。これにより、かつてフィリップ・トルシエ監督に率いられ、列島を歓喜に包んだ23名全員がピッチに別れを告げたこととなった。

 なお、稲本は今後について4日に行われた会見で「現場から離れるのは寂しいので、指導者の道に行くと思います」と明言している。

 日韓ワールドカップの日本代表メンバー23名は以下の通り。

▼GK
川口能活
楢崎正剛
曽ヶ端準

▼DF
秋田豊
松田直樹
森岡隆三
中田浩二
宮本恒靖

▼MF
稲本潤一
服部年宏
中田英寿
森島寛晃
三都主アレサンドロ
福西崇史
小野伸二
小笠原満男
明神智和
戸田和幸
市川大祐

▼FW
西澤明訓
中山雅史
鈴木隆行
柳沢敦

▼監督
フィリップ・トルシエ

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