“王者”レアルが5試合で3敗…アンチェロッティ監督は完敗認める「リヴァプールは勝利に値した」

 レアル・マドリードを率いるカルロ・アンチェロッティ監督が、リヴァプール戦を振り返った。27日、スペイン紙『アス』がコメントを伝えている。

 チャンピオンズリーグ(CL)リーグフェーズ第5節が27日に行われ、レアル・マドリードは敵地『アンフィールド』でレアル・マドリードと対戦した。GKティボー・クルトワの好セーブもあり前半をスコアレスで終えたものの、52分に先制点を献上し、59分には同点のチャンスとなったPKをキリアン・エンバペが失敗。その後、76分にセットプレーの流れから追加点を許し、0-2の完封負けを喫した。

 これまで最多15度の優勝を誇り、昨シーズンの王者でもあるレアル・マドリードだが、今大会は不安定な戦いが続いている。シュトゥットガルトを下して白星発進に成功したものの、第2節でリールに完封負け。前回ファイナリスト同士の顔合わせとなったドルトムント戦には勝利したが、ミランとリヴァプールに連敗し、5試合で3敗を喫している。現時点で36チーム中24位につけるなど、決勝トーナメント進出も危ぶまれる状況だ。

 アンチェロッティ監督は「結果は妥当だ。リヴァプールは勝利に値していたと思う。彼らには勢いがあり、調子も良く、激しいプレーをしてきた」と対戦相手のパフォーマンスを称えつつ、次のように試合を振り返った。

「アプローチは正しかったと思っている。よく守れていたし、トランジションの局面でチャンスをうかがっていた。ラストパスで重要な決定機を逃してしまったが、同点のチャンスだったPKまでは競り合い、よく戦っていた。これこそが前進するための道であり、我々はこれからも続けなければならない。競争力を取り戻すために戦い、犠牲を払うつもりだ。もちろん改善しなければならない点もあるし、それは実行していく。それだけだ」

 残りの3試合はアタランタ、ザルツブルク、スタッド・ブレストとの対戦に。アンチェロッティ監督は「我々は24位以内に入らなければならないし、きっとそれを成し遂げるだろう。忍耐強くなる必要がある」と意気込みを示した。

【ハイライト動画】レアルはリヴァプールに完敗…5試合で3敗目

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