岩井ツインズが史上初の2サム“姉妹競演”「幸せな時間」 お揃いコーデにギャラリーも大喜び

<JLPGAツアーチャンピオンシップリコーカップ 3日目◇23日◇宮崎カントリークラブ◇6497ヤード・パー72>

2人1組で回る2サムでツアー初の姉妹競演が実現した。トータル2アンダーの9位で並んだ姉・明愛と妹・千怜の岩井姉妹がスタートホールの1番に姿を見せるとギャラリーは大喜び。ベージュのパンツに、白のセーター、その下は黒のウエアのお揃いコーデで登場。ツインズも8月の「北海道 neijiカップ」以来となる14度目(アマチュアで出場した2018年の「ヨネックスレディス」も含め)の同組を楽しんだ。
1番ではティショットを打った直後に互いのキャディも交え、4人で肩を組むパフォーマンスも披露した。明愛は「ノリというか双子ならではのことを何かやりたかった。どちらからともなく、自然にやろうって感じでした。千怜とは最近一緒に回っていなかったので、うれしかったですね」と声を弾ませ、千怜も「今年で一番楽しかった。(ホールアウトしたときに)幸せな時間だったと思った」と感激していた。日本ツアーで2サムが実施されるのは、この大会と「日本女子オープン」の決勝ラウンド2日間だけ。ファンも2人のプレーが同時に見られる“お得”な時間を過ごした。

明愛は8、9番と12、13番で2度の連続バーディとスコアを伸ばしていたが、フェアウェイからの2打目をグリーン奥のラフにこぼした14番でダブルボギーを打った。「もったいなかった」と悔いが残るホールとなったが、スコアを3つ伸ばしてトータル4アンダー・8位。3勝を挙げた今季を締めくくる最終日の目標を問われると、「楽しんでプレーしているところを見てもらいたい。悪いときに笑顔になるのは難しいけど、なるべく態度に出さないようにしたい、当たり前のことですけどね」と話した。

千怜は「74」で回り、トータル1オーバー・13位タイに後退。気持ちは盛り上がっていたが、出だしの1番から連続ボギーと崩れて、1バーディ・3ボギー。最終日は明愛が佐久間朱莉、千怜が川﨑春花と回る組み合わせで、連日の姉妹ペアは実現しなかった。

千怜も今季3勝をマークし、姉妹で6勝を挙げたシーズンもあと1日。その2週後には来季の米国女子ツアーの出場資格を争う最終予選会(12月5~9日、米アラバマ州)が控えている。「明日は予選会に向けても大事な一日になる。集中して、笑顔で終わりたい」と千怜は気を引き締めていた。(文・臼杵孝志)

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