単独首位のエンジェル・インが一瞬、ヒヤリ⁉ スコア提出後にドロップ場所の確認へ

<CMEグループ・ツアー選手権 2日目◇22日◇ティブロンGC(米フロリダ州)◇6700ヤード・パー72>

最終18番パー4、1メートル半のパーパットを沈めるとガッツポーズを決めたエンジェル・イン(米国)。「69」をマークするとトータル10アンダー、強風の中で唯一の2ケタアンダーで単独首位に。スコアカード提出を終えると大声援を受けたラウンドにインはニコニコだった。
問題になった4番パー4。インは第2打をグリーン左の池へ打ち込んだ。この時に最後にペナルティエリアのラインを超えた場所がもっとグリーンの奥で、映像で見るとインが実際にドロップした場所はピンに近寄っているのでは、という疑問が生じての確認だった。インはドロップしたあと約2メートルに寄せてこのホールをボギーとした。

「競技委員に私がドロップしたプロセスのすべてを知りたかった。どのような状況だったか、細かく説明した」とイン。「アン・ナリンと、キャディのダスティンも連れてきた」という。

真っ暗になってから記者に囲まれたインは、「グリーンの奥まで歩いて行ったのはボールを探しに行った。あれはニューボールだったから見つかればまた拾えるかと思った。だけど水は濁っていたし見つけられなかった」と説明した。

詳細な審査終了後、LPGA関係者はそれ以上の処置は必要ないと判断し、インは2打リードで3日目を迎える。「みんながベストを尽くしてプレーをしているのだから、自分の処置を明確にしなければならなかった。誰もが誠実さとゴルフのルールを守ろうとしてプレーしている」。お咎めなしにほっと胸をなで下ろした。(文・武川玲子=米国在住)

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