長谷川アーリアジャスールが今季限りで現役引退…J複数クラブで活躍した“大型司令塔”「この18年間は僕の財産です」

 ガイナーレ鳥取は7日、MF長谷川アーリアジャスールが今シーズン限りで現役を引退することを発表した。なお、今月17日に行われる明治安田J3リーグ第37節ツエーゲン金沢戦後に、同選手の引退セレモニーを実施することを併せて伝えている。

 Jリーグの複数クラブで活躍した身長186cmの“大型司令塔”がスパイクを脱ぐことを決断した。1988年10月29日生まれのアーリアは現在36歳。横浜F・マリノスの育成組織出身で、2007年にトップチームに昇格した後、FC東京、セレッソ大阪、レアル・サラゴサ、湘南ベルマーレ、大宮アルディージャ、名古屋グランパス、FC町田ゼルビア、ガイナーレ鳥取でプレー。特に、2012年から2年間在籍したFC東京で出会ったランコ・ポポヴィッチ監督の下で才能を開花させ、持ち前のパスセンスで、ボランチ、サイドハーフ、トップ下と中盤の複数ポジションからチャンスを作った。また、名古屋グランパス時代には、当時指揮していた風間八宏監督にセンターフォワードとして起用されると、公式戦37試合に出場し6得点と結果を残していた。

 日本代表としても、各年代の代表歴を持っている他、デビューこそ果たせなかったが、2012年にはフル代表にも初選出。Jリーグ通算382試合、アジアチャンピオンズリーグ通算14試合に出場するなど、日本サッカーの第一線で活躍した。2023年に加入したガイナーレ鳥取で、18年間のプロキャリアに幕を下ろすことを発表したアーリアは、クラブ公式サイトにてコメントを残している。

「2024シーズンをもちまして、現役を引退する事にしました。2007年、横浜F・マリノスからプロサッカー選手としての人生が始まり、FC東京、セレッソ大阪、スペインのレアル・サラゴサ、湘南ベルマーレ、大宮アルディージャ、名古屋グランパス、FC町田ゼルビア、そしてガイナーレ鳥取と9クラブでプレーさせていただきました。サッカーを通して多くの人に出会い、たくさんの仲間、さまざまな地域の皆様に支えられたからこそ、ここまで長く現役生活を送れたと思っています。本当にありがとうございました。この18年間は僕の財産です」

「チームが決まらず半年間待ち続けた時も、SHIBUYA CITY FCをはじめ、家族、どんな時も変わらず応援していただけるファン、サポーターの皆様のおかげでサッカーを諦めずに続けることができました。そして、そんな僕を拾ってくれたガイナーレ鳥取には感謝してもしきれません。もう一度プレーできるチャンスをいただけて、心の底から嬉しかったのを覚えています。残りリーグ3試合。ホームで2試合戦えます。ぜひスタジアムに足を運んでいただきチームを、応援してください。必ずプレーオフに行きましょう!! 最後になりますが、僕のプレーも見に来ていただけたら嬉しいです。それでは、またスタジアムで会いましょう。 長谷川アーリアジャスール」

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