ソシエダ、90分の痛恨失点で今季EL2敗目…久保建英は先発も、爪痕残せず60分間で交代

 ヨーロッパリーグ(EL)・リーグフェーズ第4節が7日に行われ、レアル・ソシエダ(スペイン)は敵地でヴィクトリア・プルゼニ(チェコ)と対戦した。

 前節終了時点では1勝1分1敗とまずまずのスタートを切ったレアル・ソシエダ。8位以内に入り、ラウンド16へストレートインするためには、勝ち越して前半戦の戦いを終えたい。今節はここまで3戦連続ドローを続けるヴィクトリア・プルゼニの本拠地に乗り込む。レアル・ソシエダに所属する久保建英は先発に名を連ねた。

 試合は序盤の13分に動く。ヴィクトリア・プルゼニは敵陣左サイドでボールを奪ったところから、中央へカットインしたカドゥが外側を追い越してきたパヴェル・シュルツにうまくスイッチ。シュルツが相手を引き付けてボックス左のスペースへ流し入れると、最後はプリンス・アドゥが右足でニアサイドに流し込む。ホームチームのヴィクトリア・プルゼニが先手を取った。

 レアル・ソシエダとしては1点を早々と1点を追いかける展開を強いられたが、1点ビハインドの時間を長くは続かせない。35分、敵陣左サイドから仕掛けたミケル・オヤルサバルが巧みなボールタッチで相手をかわし、うまくクロスボールを上げると、最後はオーリ・オスカルソンがヘディングシュートを沈め、試合を振り出しに戻してハーフタイムに突入した。

 後半に入ると、レアル・ソシエダはボールを握りながらチャンスの数を増やしていく。49分、ピッチ中央からうまく持ち運んだセルヒオ・ゴメスが相手を引き付けてボックス左へ渡すと、フリーになったオヤルサバルが左足を振り抜くが、シュートはGKに弾き出される。77分にはスルーパスで右サイドを抜け出したシェラルド・ベッカーからの折り返しをオスカルソンが頭で合わせるも、オヤルサバルと重なったこともあってかシュートを枠に飛ばすことはできない。

 試合は1-1で終盤へ突入したが、次の1点を奪ったのはヴィクトリア・プルゼニだった。90分、スピードアップして左サイドから持ち上がったシェイク・スアレがアーリークロスを送ると、クリアされた後のセカンドボールにルカーシュ・カルバフが反応。フリーで放ったミドルシュートは、ボックス内で待っていたダニエル・バスリンがうまくコースを変えてゴールイン。公式記録上はカルバフのゴールとなり、土壇場でホームチームが勝ち越しに成功した。

 試合はこのままタイムアップ。この結果、レアル・ソシエダは敵地で痛恨の黒星を喫し、リーグフェース折り返し時点で1勝1分2敗と負け越す結果となった。一方のヴィクトリア・プルゼニは遂に今季のEl初白星を飾った。

 次節は28日に行われ、レアル・ソシエダはホームでアヤックス(オランダ)と、ヴィクトリア・プルゼニは敵地でディナモ・キーウと、それぞれ対戦する。

【スコア】
ヴィクトリア・プルゼニ 2-1 レアル・ソシエダ

【得点者】
1-0 13分 プリンス・アドゥ(ヴィクトリア・プルゼニ)
1-1 35分 オーリ・オスカルソン(レアル・ソシエダ)
2-1 90分 ルカーシュ・カルバフ(ヴィクトリア・プルゼニ)

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