ポグバ、11月末でのユヴェントス退団が決定…来年3月に出場停止処分終了も契約解除で合意

 ユヴェントスは15日、2024年11月30日をもって元フランス代表MFポール・ポグバが退団することを発表した。双方合意の上での契約解除となる。

 ポグバは2023年8月に試合後の薬物検査で、筋力増強などの作用があるテストステロン値の上昇が確認され、イタリア反ドーピング機構(NADO)から暫定的な資格停止処分を科された。同選手は検査結果を不服として再検査を実施したが、新たに採取したBサンプルでも再び陽性反応。2024年2月にイタリア反ドーピング裁決機関(TNA)から4年間の出場停止処分を科されていた。

 しかし、ポグバの提訴を受けたスポーツ仲裁裁判所(CAS)は今年10月、ポグバのドーピング剤の「誤摂取」を認めて同選手の処分を軽減。出場停止処分は18カ月に短縮され、2025年3月からの試合出場が可能となっていた。

 ポグバは他クラブでの再出発が自身のキャリアにとって最善の選択であると考え、“ビアンコネロ”を去ってフリートランスファーとなる。ヨーロッパ、アメリカ、サウジアラビアの複数クラブから関心を示されているようだ。

 ポグバはユヴェントス退団に際し、自身の公式Instagramを通じてコメント。「思い通りにいかないこともあるけれど、ひとつだけ確かなことは、ファンの皆さんとの絆は忘れられないということ。皆さんは、言葉にできないほど多くのものを私に与えてくれました。あなたたちはいつも私の心の中にいます。ユヴェントスの幸運を祈っています」と感謝を綴った。

 現在31歳のポグバは2012年夏にマンチェスター・ユナイテッドからユヴェントスに加入し、主軸としてセリエAの4連覇に貢献。2016年夏に当時の史上最高額の移籍金となる1億500万ユーロ(約170億円)で再びマンチェスター・ユナイテッドに加入し、同クラブでは公式戦通算233試合に出場した。また、2018年にはフランス代表でFIFAワールドカップロシアを制覇。2022年夏にフリー移籍でユヴェントスに復帰したものの、復帰後はケガの影響と出場停止処分で12試合の出場にとどまった。

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