木下彩、サイ・ペイインが火花 残り“1枠”をかけた争い…初日の結果は?

<京都レディース 初日◇13日◇城陽カントリー倶楽部(京都府)◇6359ヤード・パー72>

“1枠”を争う戦いがし烈だ。ステップ・アップ・ツアー最終戦。この大一番で賞金ランキング2位の木下彩と同3位のサイ・ペイイン(台湾)が火花を散らしている。
今大会を終えて、賞金ランキングトップ2には来季のレギュラーツアー前半戦出場権が与えられる。ランキング1位の権藤可恋は上位2枠入りが確定しているとあって、今大会は不在。現時点では木下がその権利を有しているが、ペイインの順位次第では逆転となる。

最終戦の初日、スタートダッシュを切ったのはペイインだった。5バーディ・1ボギーの「68」。4アンダー・首位タイで滑り出した。「パッティングが良かったし、第1打も安定していたのでスコアを伸ばせました。このコースはグリーン面が見えないホールが多いので、イメージが大事。心の目で見るしかないですね(笑)」。経験豊富なベテランがイマジネーションを発揮した。

「明治安田ステップ・ランキング(賞金ランキング)のことはあまり考えていません。まずはコースと向き合って、メリハリあるゴルフを意識します。2日目は友達のP.サイパンさんと一緒にスコアを伸ばしていけたら。楽しみです」と、自然体で2日目に挑む。

対する木下は前半こそ2オーバーと苦戦したが、後半で3バーディ(1ボギー)を奪い、なんとかイーブンパーにまとめることができた。最終18番では1.5メートルのパットをねじ込んだが、「オーバーパーでは気分が全然違う。最後のパットを決めたのは大きかったですね」と2日目につながりそうだ。

「明治安田ステップ・ランキングのことは意識し過ぎない。相手のサイ・ペイインさんもいることですし、自分のプレーに集中するだけ。きょうパー5で2つのボギー。2日目はパー5で伸ばしていきたい。まずはそこですね」

9月の「山陽新聞レディース」最終日にはステップ記録の『60』を叩き出して大勝。爆発力は折り紙付きなだけに、首位との4打差は十分射程圏だ。2日目に猛チャージをかけて、ライバルにプレッシャーをかけたい。

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