来季出場権に崖っぷちも自然体「プレッシャーはない」 吉田優利がハワイで好発進

<ロッテ選手権 初日◇6日◇ホアカレイCC(米ハワイ州)◇6536ヤード・パー72>

来季の出場権争いで崖っぷちにいるルーキーが好発進を切った。吉田優利が6バーディ・2ボギーの「68」をマークし、首位と2打差の7位タイ。残り2試合での“大逆転”に向けて最高の滑り出しとなった。
前半からバーディラッシュだった。1メートルにつけた1番からの連続バーディを皮切りに、4番、5番もショットでつけてバーディ。さらに2つを上乗せし、前半で「30」をたたき出した。「自分でもビックリでした。ミスかなと思ったショットが、ベタッと寄ってくれた回数が多かった」と首位で折り返した。

しかし、後半は「横風がすごく難しかった。思うように距離が合わず、我慢しながらのプレーだった」と話す通り、バーディを奪えないまま2つのボギーを喫し、悔しいバックナインとなった。それでも「思っていたよりも強い風の中で打つことが多かったし、その中でリズムを崩さずにショットできたかな」と感触は上々。「全体的に悪くなかった」というのが初日の評価だ。

現在のポイントランキングは132位。来季の出場資格をかけた争いも残り2試合。例年通りであれば、ランキング80位以内がカテゴリー1、100位以内ならカテゴリー11に入る。吉田は100位内を目指しているが、もしそれを逃せば、来季出場権をかけた最終予選会「Qスクール」に出場する必要が出てくる。

来年のことも頭にはあるが、プレッシャーについては「もうほぼないですね」ときっぱり。「Qシリーズも7月ころからずっと見据えてきた。シードを取れたらうれしいし、100位以内に入れたらいいなとは思うけれど、いろんなプランがあるので、そんなにプレッシャーはないかな」と自然体だ。

今季は苦しい時間が続いたが、スポット参戦した日本ツアー「樋口久子 三菱電機レディス」で2位に入るなど、実りの秋も過ごしている。「3月とか4月に比べたらスイングも良くなった。でも、もっと必要なこともいっぱいあるし、日本とこっち(米ツアー)では求められるものも違う。これから詰めて練習していきたい」とさらなる高みを目指す。

2日目は午前スタート。「まずはいいショットとパットでリズムよくゴルフすることが大事。そこをしっかりやりつつ、スコアメイクできたら」。好位置で週末を迎えるため、あすもバーディラッシュで勢いをつけたい。

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