“ボーナス25億円”などビッグマネーが飛び交ったLIVシカゴ大会 でも“視聴率”は惨敗という結果に…

先週行われたLIVゴルフのシカゴ大会は、ジョン・ラーム(スペイン)が勝利。この結果、今季の個人戦を制して“年間王者”に輝いた。その模様は、米国内で『CWネットワーク』がTV放映を行っているが、ニールセンが発表した週末の視聴数を見ると、結果は散々な数字だった。
同大会は3日間大会2日目の土曜日が13万4000人、日曜日(最終日の)は8万9000人に視聴されたが、一方で同日に行われた女子ゴルフの米国選抜対欧州選抜による対抗戦「ソルハイムカップ」は土曜日が63万4000人、日曜日は65万7000人だった。この数字にはストリーミングサービスの視聴者数は含まれていないが、いずれにしてもシカゴ大会は今季LIVゴルフの中で、最も悪い数字に終わった。

この大会を制したラームは優勝賞金400万ドル(約5億6000万円)に加えて、年間王者のボーナス1800万ドル(約25億2000万円)を獲得するエキサイティングな戦いだったが、お茶の間とは温度差があった様子。しかもソルハイムカップが終了したのが米国東海岸時間の午後2時45分だったのに対し、LIVゴルフは午後6時のゴールデンタイムだった。

米国ではカレッジフットボール、NFL(アメリカンフットボール)シーズンも開幕。発足から3年目のシーズンがまもなく終わる超高額賞金のLIVゴルフだが、新たなスポーツファンを取り込むのは簡単にはいかないようだ。今週はチーム戦の最終戦「チーム・チャンピオンシップ」が、米テキサス州ダラスで20~22日に行われる。さて、先週の結果を“挽回”することはできるか?(文・武川玲子=米国在住)

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