「頭フル回転」吉田優利は自己最高2位発進 取り戻したショットメーカー“らしさ”

<FM選手権 初日◇29日◇TPCボストン(はマサチューセッツ州)◇6598ヤード・パー72>

ルーキーイヤーを過ごす吉田優利が、自己最高の滑り出しだ。4バーディ・1ボギーの「69」をマークして首位に1打差、3アンダー・暫定2位タイの好発進を切った。
アーノルド・パーマーにより設計されたTPCボストンは、米国男子ツアーも開催されている名門コース。大会を中継するWOWOWのインタビューでは、「きょうはピンポジションが難しくてなかなかショットをビタッとつけられる場面はなかったけれど、パッティングがいい転がりをしてれた」と初日のプレーを振り返った。

4番でバーディを先行させると、5番ボギーとしても6番でバウンスバック。後半には12番から連続バーディを奪った。

最終18番パー5は深いバンカー越えの左奥にピンが切れられたこの日最難関ホール。フェアウェイからの3打目はバンカーにつかまったが、2メートルに寄せると決めてパーセーブ。「きょうのピンポジだとサード(3打目)にプレッシャーがかかる。バンカーもうまかった。最後フチからコロッと入ってくれたのはきょう一番うれしかった」。平均スコア『74.186』という難コースを赤字にまとめ笑顔を見せた。

8月上旬「ポートランドクラシック」以来、4週間ぶりの実戦。その期間には課題としていたショットの調整に時間を割いた。「ショットは自分が思う球の出る回数が増えてきた。もともと高い球を打っていたタイプで、それが戻ってきたと思う」。フェアウェイキープ11回、パーオン14回でともに8割に近い数字。ショットメーカー“らしさ”が戻ってきた。

今大会終了後のランクにより、ポイントランキング上位者のみがそろう秋のアジアシリーズ出場権が決まる。吉田は現在127位。シード獲得に向けてポイントを積み上げることも重要だ。「頭フル回転でゴルフをしていたし、最後はいいパーで上がれたのであしたにつながれば。しっかり練習して、休んで、あしたもいいプレーができるように調整したい」。このチャンスを生かしたい。

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