パーオン率100%も… 西郷真央は38パットでグリーンに苦戦「ショットの精度を考えれば…」

<AIG女子オープン 3日目◇24日◇セント・アンドリュース・オールドC(スコットランド)◇6784ヤード・パー72>

落ち着いたコンディションだった午前中から一転、午後からは強い風が吹き始めた3日目。現地時間午後1時50分スタートの西郷真央は2バーディ・3ボギーの「73」とスコアを落としたものの、トータル2アンダー・10位タイ。逆転優勝へ十分可能な位置に踏みとどまった。
5打差の5位から首位を捕らえるべく、少しでもスコアを伸ばしておきたい第3ラウンドだった。だが、4番で最初のボギーを叩くと、9番でバーディを奪うも直後の10番でボギー。14番パー5で伸ばすも17番でボギーとブレーキがかかった。首位だったネリー・コルダ(米国)がスコアを落としたこともあり、代わって単独首位に浮上した申ジエ(韓国)との差は5打のままだ。

「スタートしてからコンディションが難しくなった。上位陣のスコアが伸びないのは分かっていたので、耐えながら、バーディチャンスが来た時にモノにできるかという勝負だと思っていた。 ショートパットも風でボールが動きそうなことが何回もあって、神経を使うパットがずっと続いた」

特に、グリーン上では「38」パットを要した。予選ラウンドでは「29」、「30」パットで、ムービングデーに苦戦を強いられた。それでも、「パッティングの影響でショットが悪くなるのが一番嫌だった。なるべく気持ちは切り替えてやっていました」と、プレー中には時折笑顔を見せるなど、感情をコントロールしていた。

パーオン率は100%を記録するほど、ショットは好調。「自分が持ってるショットの精度を考えれば、もっともっと上に行きたいなっていう気持ちがすごく強い。グリーン周りのレベルが上がってほしい」。自身の課題を再確認することにもなったが、メジャーV射程圏内で最終日へと向かう。

「うまくかみ合う、ちょっとした運とかも必要になってくる。自分のやれることをしっかりやって、きょう悔しい思いをした分、いいプレーができたら」。強豪ひしめく上位に割って入れるか。今季メジャー最終戦も残り18ホールだ。

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