得意のアイアンでチャンス量産 26歳・脇元華が悲願初Vへ「3度目の正直で頑張ります」

<ニトリレディス 3日目◇24日◇桂ゴルフ倶楽部(北海道)◇6651ヤード・パー72>

4位からスタートした脇元華が5バーディ・1ボギーの「68」をマーク。トータル10アンダーとし、今季初優勝を飾っている桑木志帆と首位に並んだ。最終日を2位タイで迎えた地元・宮崎での「アクサレディス」(2019年)など、何度か優勝争いを演じてきたが、レギュラーツアーでは未勝利。悲願の初優勝へ、最終日のバーディラッシュを誓った。
「最後のボギーだけが悔しいですけど、そこまではいいゴルフが出来ていたと思います」。18番パー4はティショットを右に曲げ、レイアップを選択した2打目も左のラフ。残り60ヤードの3打目も寄せ切れず、という内容だった。前日は15番パー4のダブルボギーを挽回するバーディで締めたホールだけに、悔しさも倍増だろう。一方の15番は「(前日に入れた)池だけは避けました」とパーで通過した。

5連続バーディもあった前日に比べ「ちょっとショットがブレるかなという感じ」と振り返ったが、パー3で3バーディと切れ味鋭いアイアンショットを連発した。8番は7Iで2.5メートル、11番も再び7Iで2メートル、16番は9Iで2.5メートル。これには「そう考えるとショットが良かったんですかね」と苦笑いだった。

最終日最終日は今回が3度目。ただし、昨年の今大会は3日目に最終組でプレー。第4ラウンドが悪天候で中止になったことによる“後付け”の最終日最終組。2019年のアクサレディス以外は本人も記憶にはなく「もう1回ってどこでしたっけ?」と首をかしげつつも「3度目の正直で頑張ります」と続けた。

QTランキング7位で迎えた今季は4度のトップ10を記録。メルセデスランキングはシード圏内の39位につける。「しぶとく予選通過は出来ているかなと思います。例年に比べてショットのブレが少なく、コントロールできるようになってきたのと、一時良くなかったパターも良くなってきて、グリーン上で楽しくやれています」。今季の予選落ちは2回だけ。プロ7年目でさらなる成長を実感している。

今回はツアー初優勝に向けた絶好のチャンス。「天気予報は曇りですかね。ピンポジションにもよるとは思うんですけど、あすも5~6個伸ばせたらいいなと思います」。好調のアイアンショットを武器に、ビッグスコアでライバルたちを突き放す。(文・田中宏治)

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