ルカク獲得狙うナポリ、チェルシーと直接会談も合意に至らず…交渉は継続へ

　ベルギー代表FWロメル・ルカクの獲得を狙っているナポリのチェルシーとの交渉は依然として難航しているようだ。22日、イタリアメディア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』が伝えている。

　ナポリでは今夏に就任したアントニオ・コンテ新監督の要望もあり、ルカクの獲得に動いているが、退団が既定路線のナイジェリア代表FWヴィクター・オシムヘンの去就が不透明となっていることや、移籍金額でチェルシーとの折り合いがつかず、いまだに獲得することには至っていない。

　それでも、ルカクの獲得を狙っているナポリと、売却を望んでいるチェルシーは、両者ともに取引成立を望んでいることから、両クラブによる話し合いが続いていることが明らかになっている。

　そんななか、今回の報道によると、ナポリのスポーツ・デイレクター（SD）を務めるジョヴァンニ・マンナ氏が、チェルシー上層部と直接会談を行うためにロンドンを訪れ、ルカクをめぐって重要な会議を行ったという。一部ではこの会議でクラブ間合意に至る可能性も指摘されていたが、現時点ではまだいくつかの相違があり、合意には至らなかったと伝えられている。

　チェルシーとしては買い取りオプション付きのレンタル移籍を認めない方針を貫いているほか、完全売却の際の移籍金も当初の3700万ポンド（約71億円）から引き下げたものの、3000万ユーロ（約49億円）以上を望んでおり、ナポリの提示額とはまだ隔たりがあるようだ。

　それでも、取引成立を望んでいる両クラブは交渉を続けていくものと見られており、今夏の移籍期間中に妥協点が見つかるかに注目が集まっている。